小学3年生から80歳までが共に活動する市民劇団「いちごハウス」。

印西市、白井市、八千代市、佐原市からも集結し、歌い、踊る魂のこもった楽しい芝居を披露します。

【印西市】演じる喜びを日常に ミュージカルカンパニー 「いちごハウス」
2021年に行われた、創立15周年記念公演「おかわりおやさい」

公開 2023/08/16(最終更新 2023/08/08)

ちいき新聞ライター

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始まりはミュージカルの共演

2005年に印西市のプロジェクトとして開催された市民ミュージカル「ふるさと印西」の出演者とスタッフが「これからも演劇に触れていたい」との思いで、翌年「いちごハウス」を設立しました。

会員は現在約60人、星組(演者・スター)とハート組(サポーター)が一緒に活動しています。

【印西市】演じる喜びを日常に ミュージカルカンパニー 「いちごハウス」
集合写真

「いちごハウス」は、イチゴののどかな雰囲気や、設立当初の事務所の建物がイチゴに似ていたこと、そして出会いを生涯かけて大切にしようとの思いの「一期」にかけて付けられました。

現在9月の公演に向け、ふれあい文化館で毎週末に練習しています。

子どもも大人も対等一人一人が主役

代表の森下真弓さんは「設立当初から変わらず大切にしていることは、子どもも大人も皆一丸となって一つのものを作ること。対等な立場で歌って芝居をし、子どもが大人に教える場面もあります。また、何かを決めるときは一人ではなく、みんなでいろいろな事を考えて決めるので、大変さもありますが楽しいです」と話します。

練習ではミュージカルに大切な要素である「歌う」「踊る」「演じる」練習の他、いくつかのシアターゲームをやることも。

好きなタイミングで数字を人と重ならないよう言っていくゲームやクラップを送るゲームなどは相手の呼吸や間を感じる練習になり、芝居にも生かされるそうです。

そして今年は2年に1度の印西市文化ホールでの舞台。

「演劇自体は笑って楽しめる内容になっています。みんなで一つの作品を作った姿を感じてほしい」と森下さん。

【印西市】演じる喜びを日常に ミュージカルカンパニー 「いちごハウス」

設立17年「こんなに続くと思わず」

ライフステージが変わり、劇団から離れる人もいれば、公演の手伝いをきっかけに入会する人も。

また、卒業後は音響や演劇の道に進む子もいます。

「いちごハウス」を卒業した人たちにとって、帰ってくる場所、ふらっと立ち寄る場所として、5年後、10年後も存在し続けていくことが「いちごハウス」の願いです。

(取材・執筆/紫みゆき)

いちごハウス第9回公演「鳥獣戯画」

日時/9月2日(土)18:00開演 9月3日(日)13:00開演
場所/印西市文化ホール
住所/千葉県印西市大森2535
料金/999円、未就学児無料(座席が必要な場合は有料)

問い合わせ
電話番号/090-4436-3912
メールアドレス/mus15house@gmail.com いちごハウス
ホームページ/https://mus15house.wixsite.com/1515