家屋の老朽化に伴い気になるリフォーム事情。

利便性と併せて防災面も考慮した改修を大切にしたいところ。

ホームセンターユニディ菅野店の栗山さんに場所ごとのポイントをお聞きしました。

お話を聞いたのは…

ユニディ菅野店 店長 栗山幸治さん
ユニディ菅野店 店長 栗山幸治さん

公開 2023/08/25(最終更新 2023/08/24)

編集部

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千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・茨城情報”をお届けします!!

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防水性を保つ外壁 日常点検の大切さ

「外壁リフォーム時期の見極め方法は?」

こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

住環境条件や塗装素材の種類で変わってきますが、一般的な目安としては10~15年といわれます。

私たちが目視確認しやすいものとしては、外壁を指で触った時に白い粉がつく「チョーキング現象」。

白い粉は雨や紫外線によって塗料の中の顔料が分解され粉状になって塗装表面に現れたもので、この現象が確認されたら「外壁が防水機能を失ってきている」という塗り替えのサインになります。

チョーキング現象 外壁
チョーキング現象は塗り替えのサイン

また、「ひび割れ」も雨水の侵入を引き起こす可能性があります。

水分は住まいの柱や梁(はり)、断熱材にダメージを与えます。

そのために塗装で防水機能を高め、外壁を守ることが重要というわけです。

災害時の観点も含め、常日頃から建物の劣化をチェックして、必要に応じた対策を行うことがいざという時の安心感につながります。

また外壁工事の際は足場を組みますので、ついでに屋根の点検や補修をするのが一石二鳥、タイミング的にもお勧めです。

後付けできる!窓用シャッター

家屋の中で、台風の影響を受けやすい場所の一つが窓。

昨今注目を浴びているのが「窓用シャッター」です。

強風時に窓を飛散防止テープや養生テープを用いて補強することは可能ではありますが、突風や飛来物による破損は避けられません。

ガラスの破片が室内に飛び散ると、けがの原因になるのはもちろんのこと、避難の妨げになってしまいます。

そのためにも窓にシャッターを付けておくと安心。

後付けシャッター
窓も外壁もそのままの後付けシャッター

今ある窓の上から後付けリフォームで取り付けが可能ということと、日常生活をしながら短期間で設置工事ができることが何よりの利点です。

また、防音や防犯・遮熱対策としても有効なので、さまざまな悩み事を一気に解決できます。

窓 、突風や飛来物による破損

窓用シャッター

 

見積りをしっかりと 信頼できる会社選び

その他見落としがちな場所としては雨どい。

物自体の劣化はもちろんのこと、落ち葉などが詰まると排水に支障が出て破損につながりますので、こまめな点検をしてください。

もう一つはカーポート。

強風で屋根が飛び、ご近所などの第三者を傷つけてしまう恐れがありますので、強度のあるカーポートを選ぶことが二次被害の防止になります。

いずれのリフォームにおいても(特に高額になりがちな外壁や屋根について)複数社に見積りを取ることをお勧めします。

確かに金額は大きな判断材料になりますが、あまり安すぎるのも考えもの。

見積りを出す際に「外壁診断」や「屋根診断」を受け、施工内容に十分納得してから契約に進んでください。

そういった意味でも、長いお付き合いのできる地元の専門業者は心強い味方です。

しっかりと相談を重ね、信頼できるパートナー会社を見つけてくださいね。

外装リフォームの施工例

外装リフォームの施工例
外装リフォームの施工例

取材協力:ホームセンターユニディ菅野店