船橋を拠点に活動する社会人劇団「劇団sTory 」。
職業も年齢も経験もバラバラの個性豊かなメンバーたちが、心を一つにして旗揚げ公演に挑みます。

公開 2023/09/07(最終更新 2023/09/05)

「船橋を拠点に」と作り上げた劇団
船橋付近に社会人が演劇をする場が少ないと感じていた代表の半(はん)さん。
元々、フリーで活動していましたが、「自分のように千葉で演劇がしたい人の選択肢を作りたい」と自らネットで劇団員の募集を呼びかけたそう。
「学生の時に演劇をやっていたが、また始めたくなった」「自分のエンターテインメント性を見てほしい」「演じるのは初めて。前からやりたかった」など応募してきた人たちの動機はさまざま。
集まった10人のメンバーで毎週日曜、船橋市内の公民館を使って稽古に励んでいます。
「いろんなメンバーがいるし、環境は都度変わると思うので柔軟に、長く続けられる劇団にしたい」と半さんは抱負を語ります。
メンバーの思いが詰まった旗揚げ公演
2020年に劇団を設立、コロナの影響により見送りとなった旗揚げ公演は3年越しの思いが詰まった作品です。

物語は4人の幼なじみが再会するシーンから始まります。
そこに、アラタ(登場人物)の妹の体を借りた未来人が現れ「願いがかなうヒマワリ」を探しに行くことに…。
笑えて切なくて、小さな奇跡が起こるストーリー。
「役一人一人の未来と過去に葛藤がある。そこを観客がどう感じるか。共感や思い入れが得られたら面白いかなと思います」と作品の見どころについて話す劇団員のべっくん。

作品のテーマは「つなぐ」「つなげる」。
コロナ禍で人とのつながりが疎遠になってしまったり、ささいな事ですれ違ってしまったり……。
「こんな時代だからこそ描いた作品」と脚本を手掛けた半さんは語ります。
「誰かのために行動することで自分も成長できる人間の強さ、意志を持って次の世代へつなぐという思いを描いています。団員の世代に合わせた役柄の葛藤を描いていますが、誰もが抱えている事、これから経験すると思われる事なので、作品を見た方たちの一助になればうれしい」

芝居と仲間を愛する彼らがどんな舞台を見せてくれるのか、乞うご期待!

「ひまわりが咲いたら」
日時/9月17日(日)午後3時開演
会場/宮本公民館 2階講堂
住所/千葉県船橋市宮本6-18-1
入場料/前売・当日 1,500円
問い合わせ
メールアドレス/gekidanstory99@gmail.com 劇団sTory
X(旧Twitter)/@gekisto_99
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