9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、4年ぶりに開催される上総いちはら国府祭りは18万人以上が来場する、市内では最大のお祭りです。

今回は久しぶりの開催となる意気込みから、お祭りのメインイベントについて市原市観光・国際交流課の方々に伺いました。

公開 2023/09/09(最終更新 2023/09/05)

ちいき新聞ライター

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市原市は今年で 市制施行60周年

関東最大の山鉾と、上総国分寺の七重の塔を模した高さ5mの山車
関東最大の山鉾と、上総国分寺の七重の塔を模した高さ5mの山車

今年は、市原市の市制施行60周年と国府祭り10回目という、記念すべき年です。

そんな記念すべき年に行われる上総いちはら国府祭りは、「みんなでつなぐいちはらの未来」をテーマに開催されます。

上総いちはら国府祭りは、歴史や文化に根差したふるさと市原の魅力を市内外に発信し、町のにぎわいを創出するとともに、市民のふるさと市原に対する誇りや郷土愛を育むことを目的としたイベント。

昔は市役所の前で市民祭りとして親しまれてきたお祭りでしたが、更級地区の開発により形を変え、国府祭りとして2011年に新たに誕生しました。

上総いちはら国府祭りのオープニングには、歴史ある市原市を感じられる時代絵巻行列が行われます。

時代絵巻行列とは、市原市とも関係の深い更級日記旅立ち行列や、頼朝伝説の武者行列の様などを今に再現する歴史を味わえるお祭りのオープニングにぴったりなイベントになっています。

また、東日本最大の高さ10mある山鉾(やまぼこ)も登場し、迫力あるお祭りが楽しめます。

上総いちはら国府祭り 迫力満点の山鉾
山鉾は迫力満点

市民と作る上総いちはら国府祭り

上総いちはら国府祭り 全国のYOSAKOIチームが踊りを披露
全国のYOSAKOIチームが踊りを披露

上総いちはら国府祭りでは、市民の人々が参加可能なハロウィンパレードや地元のダンスチームによるダンス披露など楽しみなイベントが盛りだくさんです。

また、9月30日には、自分の住んでいる地区を応援できる「いちはら大綱引」が開催され、市原市を大きく東西南北に分けた各地の代表の人たちが大きな綱を引いて戦います。(大綱引の引手の応募は終了)

国府市では数多くの市内の飲食店が出店し、地元のおいしい食べ物やお酒を飲みながらお祭りを楽しむことができます。

前回は18万人を動員し活気あふれる上総いちはら国府祭りでした。

今年は目標20万人を目指して若い世代の意見を取り入れた新しいイベントも盛りだくさんになっています。

キャッチコピーの「みんなでつなぐいちはらの未来」には、これまでのことを引き継ぎつつ新しいことも取り入れる、これからの市原市をみんなで作り上げていきたいという思いが込められています。

コロナ禍で開催できなかった時期もあったこの4年間は、毎年準備をしては中止になり悔しい思いをしてきました。

4年ぶりの開催となる今回の上総いちはら国府祭りは、多くの人が関わって作る1000年前から続く上総国府の歴史に思いをはせられるような市民一体型のお祭りです。

さらに、9月30日・10月1日の開催に向けてホームページではまだまだ新しいイベントが追加されていく予定とのこと。

家族・友達みんなで楽しめる上総いちはら国府祭りの開催が楽しみです。(取材・執筆/北村)

上総いちはら国府祭り 老若男女で楽しめ踊れるイベントも開催
老若男女で楽しめ踊れるイベントも開催

日時/9月30日(土)・10月1日(日)
開催時間/正午~午後8時(両日)
入場料/無料
開催場所/上総更級公園・上総大路・夢ホール・アリオ市原サンシャインコート(屋外)、他

問い合わせ
電話番号/0436-23-9755
市原市観光・国際交流課
Instagram/@ichihara.fes