2025年には、65歳以上の高齢者の5人に1人がかかるといわれるほど身近なものになっている認知症。

人ごとから自分ごとへ。

認知症について知ることが、理解への第一歩です。

公開 2023/09/13(最終更新 2023/09/12)

まりか

まりか

ネコと旅、お酒を愛する50代。特技は迷子になることなのに、よく道を聞かれます。両親、伯父夫婦の介護に翻弄されつつ、かわいい、おいしい、のんびりを求めてさまよう日々をinstagramに綴っています。本業は社会福祉士。★Instagram★@neko_marika

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認知症基本法6月に成立、啓発活動も

今年の世界アルツハイマーデーのポスター
今年の世界アルツハイマーデーのポスター

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態を指します。

9月21日は、126の国と地域が認知症への正しい理解を進めるために定めた世界アルツハイマーデーです。

今年6月に成立した認知症基本法では、9月を「認知症月間」、21日を「認知症の日」と定めています。

1980年に設立された認知症の人と家族の会千葉県支部では、これに併せて啓発リーフレットの配布や記念講演、ライトアップなどのイベントを開催します。

「何かあったら言ってね」と声かけ

(公社)認知症の人と家族の会千葉県支部代表・合江みゆきさん(左)と副代表・廣岡成子さん
(公社)認知症の人と家族の会千葉県支部代表・合江みゆきさん(左)と副代表・廣岡成子さん

認知症と診断された日を境に、急に生活が変わってしまうわけではありません。

でも現実には、家族が認知症になったと話しただけで、相手が引いてしまい、孤独を感じることも多かったと、認知症の人と家族の会千葉県支部代表の合江みゆきさんは言います。

「風邪を引いたら『お大事にね』って言うように、認知症と聞いても同じように『お大事にね。何かあったらいつでも言ってね』と、普通に声をかけてあげて。それが私たちが目指す、認知症になっても安心して暮らせる社会だと思っています」

認知症について正しく理解するきっかけとなるイベント、足を運んでみませんか。

さまざまな場所で実施されるイベント

啓発パネル展示

日時/9月6日(水)~10日(日)
場所/千葉都市モノレール千葉駅構内ステーションギャラリー
内容/認知症に関するパネル展示

Live! ライトアップ2023

日時/9月21日(木)午後7時~午後8時
場所/千葉ポートタワーほか
内容/千葉ポートタワーなど県内数カ所のライトアップ

\ユーチューブでライブ中継あり/
https://bit.ly/WAD20230921

リーフレット配布

日時/9月21日(木)午前11時~正午
場所/JR千葉駅周辺、JR津田沼駅周辺(予定)
内容/認知症に関する啓発リーフレットの配布

世界アルツハイマーデー記念講演会~もっと知ろう もっと語ろう 認知症~

日時/10月6日(金)午後1時~午後4時
場所/千葉市文化センター3階アートホール
内容/繁田雅弘さん(東京慈恵会医科大学教授)による基調講演とミニ演奏会

2023年度アルツ講演会チラシ
2023年度アルツ講演会概要
2023年度アルツ講演会 申込書
2023年度アルツ講演会 申込書

読む・知る・認知症キャンペーン

日時/通年
場所/千葉県内図書館
内容/認知症に関する最新の情報と、家族や本人への正しい理解を伝える書籍を厳選して推薦するブックレットの配布