「カサンドラ症候群」をご存じですか?
発達障害のある夫との生活に疲れ、心身に不調を抱える妻(※)の存在が今、医療現場や出版界などで注目を集めています。
※「カサンドラ症候群」は圧倒的に女性が多いので記事では「妻」としていますが、逆の場合もあります。
公開 2023/09/19(最終更新 2024/02/29)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へ配偶者の発達障害で「カサンドラ」になる

発達障害は病気ではなく「脳の特性」といわれ、中にはイーロン・マスク氏のように社会で活躍する人も。
それゆえ障害と認識されづらく、コミュニケーションに関するストレスに苦しんで病気になる妻=カサンドラが増加中なのです。
問題は発達障害に加え「2人の関係性」にあるといわれています。
同じ悩みを持つ者とつながることが回復への第一歩とされ、支援の輪が広がっています。
※カサンドラ…周囲に理解されず孤立したギリシャ神話の王女の名

月1回開催の「カサンドラの集い千葉」
「カサンドラの集い千葉」も、そんな妻らが集い話せる会として、2018年に千葉駅そばでスタート。
コロナ禍でオンラインに切り替えると県外からの参加者も加わり、月1回の開催を続けています。
「夫が発達障害かは未診断だけど、自分は『カサンドラ』かも」と参加してくる人が多いとのこと。
自身もカサンドラという同会代表は、「同じ悩みの人と話すことで、気持ちが軽くなり救われてきた。会で自分を取り戻すきっかけをつかんでほしい」と言います。
同会では、成人後に自分の発達障害が分かり公認心理師を取得した前代表の話を聴くこともできます。
前身の会を含む9年で延べ1500人以上のカサンドラと接してきた経験と、発達障害者側からの話は貴重。
同じ悩みを持つ人は必ずいます。
一人で悩まないで!
※問い合わせ
メール/cassandra.chiba@gmail.com カサンドラの集い千葉
ホームページ/https://www.kokuchpro.com/group/cassa_chiba2018/