2023年3月、木更津市立中学校の生徒会長で組織する「木更津市合同生徒会」が発足しました。
発足の狙いや生徒たちの思い、会の活動を取材しました。

公開 2023/09/14(最終更新 2023/09/12)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
記事一覧へ学校のリーダーが共通の課題に取り組む
市で初めての取り組みとなる木更津市合同生徒会。
木更津市立中学校の全12校の生徒会長が、どの学校にも共通する課題等を協議します。

これまで2回のオンライン会議を開催し、「いじめ防止対策」「ボランティア活動」に対する各学校の取り組み等を報告し合いました。
廣部教育長は「生徒の自由な発想を引き出し、創造力を育みたい。また各学校のリーダーがつながり、発信することで、生徒全体に良い影響を与えられるのでは」と期待を寄せています。
学校が違っても同級生。活動で絆築いて
8月9日、合同生徒会は初の対面による第3回合同会議を開催。

自分たちで設定した「良い大人とは」のテーマに沿い、それぞれが考える「良い大人の定義」を討論しました。
話し合いの映像は編集し、各中学校に配布される予定。

学校教育課長は「結論より中学生のリアルな気持ちを共有し、各学校でも討議するきっかけになれば」と語ります。
合同生徒会会長の太田中学校3年岡田詩月(しづき)さんは、合同生徒会として初めての対面会議の感想を「相手の反応が分かりやすく、聞いてもらえる安心感があるからか、発言しやすい空気がありました」と話し、これまでの活動を「自分たちが初代なのでゼロから考えるのが大変でした。しかしその分、生まれたものの大きさが実感でき、いい経験ができました」と振り返りました。

初代合同生徒会の活動は10月開催のオンライン会議で終了となり、12月に新生徒会長たちによる合同生徒会が発足します。
合同生徒会の取り組みは今後も継続される予定。

学校教育課の担当者は「合同生徒会の活動を通し、生徒間で気軽に情報交換ができるようになってくれたらうれしい。卒業後も絆を大切にしてほしい」と未来を担う若者にエールを送りました。
※問い合わせ
電話番号/0438-23-5264 学校教育課