県高校総合体育大会のソフトボールで今年、7連覇を達成した千葉経済大学附属高校ソフトボール部。
「『感謝の気持ち』をモットーに取り組み続ければ必ず結果が出る」という思いで練習に励んでいます。

公開 2023/09/18(最終更新 2023/09/15)

ソバ
大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。
記事一覧へ目配り、気配り、心配りが必要
千葉県総体7連覇に加え、過去には全国高校総体でも2回の優勝を誇る千葉経済大学附属高校ソフトボール部。
千葉市稲毛区轟町にある同校のグラウンドでは連日、白球を追う元気な部員の姿が見られます。

2023年度の部員は3年生12人、2年生14人、1年生16人。
前監督の佐藤洋介氏が長年指導して伝統を築き、後任監督として、卒業生で同部のエース投手だった白井桃佳教諭が2021年に就任しました。
部のモットーは「感謝の気持ち」の他、「自立した考え」「向上心」。
歴代受け継がれてきたのが「粘り強さ」で、7連覇もその成果といわれています。
白井監督に指導方針を尋ねると「日々のあいさつから始まる礼儀、目配り、気配り、心配りを養い、その上で競技力の向上を目指します」との答えが。
部員のまとめ役で主将の梅田実優(みゆ)さん(3年)は、部員への助言について「一人一人の置かれている状況を考えて、アドバイスしています」と話します。
7月下旬に同校で行われた練習試合では、出場した選手に先輩の部員が改善すべき打撃、守備を丁寧に教えていました。
卒業生が指導に来てくれることもあり、伝統が受け継がれています。
1球、一瞬が勝負全員のプレーが魅力

ソフトボールは野球に比べてグラウンドが狭く、ボールも皮製とゴム製があります。
1チーム9人で、投手は下手投げ。
ソフトボールの魅力について白井監督は「グラウンドが狭いので、打球が外野に抜ければ得点でき、1球で勝負が決まるスポーツです。 1球、その一瞬に全てが懸かるのが魅力です。 打撃でも守備でも練習に取り組み続けることが大事です」。
梅田主将は「自分が打てない時は誰かがカバーしてくれます。 調子の悪い部員がいれば励まします。 全員が勝ちに行こうという思いで立ち向かうのが楽しいです」と前向きに話します。
現在のチームの特色は、投手と捕手のバッテリーに力があり、全体に足が速く、スピード感がある点。
感謝の気持ちを胸に、今後ますますの飛躍を目指します。