古く歴史のある建物や商店の多い野田市。

中心部の商店街は小さな店も活気があり、良い状態を保っていますが、残念ながら空き店舗も増えてきました。

その空き店舗を有効活用しようと生まれたのが、野田市商店街連合会の「野田まちなか わく沸くプロジェクト」です。

公開 2023/09/24(最終更新 2023/09/22)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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借りたいと貸したいをつなぐ取り組み

空き店舗が生まれ変わって7月にオープンしたお店
空き店舗を活用して7月にオープンした、どんどん焼きの店「どんちゃん」

これまでも「野田まちゼミ」など、商店主が自主的に事業と地域の価値を上げる活動を展開。

その活動をきっかけに、プロジェクトチームが発足しました。

野田まちなかわく沸くプロジェクト プロジェクト会議の様子
プロジェクト会議の様子

1年間の研修を受けてから、初めにどこが空き店舗かをリサーチ。

そしてすぐ貸せるか、修繕や改装が必要かを確認してリスト化し、活用できそうな物件を見つけます。

こうした地道な活動から知識を身に付けたことで、メンバーの士気を上げてきました。

プロジェクトから生まれた「どんちゃん」

どんちゃん焼き(キャベツ)
どんちゃん焼き(キャベツ)

今年7月、同プロジェクトから新しいお店「どんどん焼きの店どんちゃん」が誕生しました。

「店舗経営には不安も多く、決断まで約3カ月かかりましたが、皆さんの協力があって開業できました」と店主の西野さん。

野田商工会議所の平井さん他、同プロジェクトの協力体制の基本は、経営者が主体性を持って事業を行い、それを後押しすること。

自ら考えて事業を進める能力を高めます。

今年8月に開催された野田夏まつり躍り七夕では、貸店舗に報告ブースを設置し、「野田まちゼミ」の講座も開催。

野田市 躍り七夕での「まちゼミ」の様子
躍り七夕での「まちゼミ」の様子。緑のTシャツの男性が平井さん

同じく空き商家を再利用したギルドハウスでは、お店の軒先を活用した「軒先お試し出店」を実施しました。

ギルドハウスの軒先活用
ギルドハウスの軒先活用

10月21日(土)には、貸し店舗&商店街ツアーを実施予定です。

詳細は問い合わせを。(取材・執筆/おーた)

※問い合わせ
電話番号/04-7122-3585
野田商工会議所(平井・粟野)

野田市商店街連合会 https://www.facebook.com/nodashoren/