千葉駅前大通りに白いパラソルが立ち並ぶアートギャラリーが今年も開催されます。

出展者も企画運営に携わるこのイベントは、その景観と温かいコミュニケーションが人気です。

【千葉市】第22回 パラソルギャラリー 大通りにアートなにぎわいを
クリエイターとの会話も楽しみの一つ

公開 2023/10/03(最終更新 2023/09/27)

ちいき新聞ライター

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パラソルが並び、ハンドメイド品が

10月7日(土)・8日(日)に千葉駅前大通り(NTTビル側歩道)で、第22回パラソルギャラリーが開催されます。

【千葉市】第22回 パラソルギャラリー 大通りにアートなにぎわいを
パラソルギャラリーポスター

約50本の白いパラソルが立ち並び、10代から80代のクリエイターが制作した絵画や書、陶芸、木工などの自信作が来場者を魅了します。

行政による都市景観事業として誕生したこのイベントは、2010年から市民が中心となって運営。

作品を鑑賞してもらうことはもちろん、まちの景観作りやコミュニケーションの場としても高い意識が注がれています。

全体の景観と調和にも意識を注ぎます

【千葉市】第22回 パラソルギャラリー 大通りにアートなにぎわいを
パラソルギャラリーの様子

パラソルギャラリーの特徴の一つは、出展者の多くが運営委員であること。

出展のみの参加者も年2回、会議に出席して意見を交換します。

パラソルを並べる間隔や搬入から撤収、また景観を意識した作品展示の方法、テーブルや荷物を覆うクロス、値札の大きさといったデザインコードの考案などを、運営委員と運営をサポートする千葉大学の学生スタッフが行います。

作品だけでなく、ギャラリーそのものが市民による手作りなのです。

「作品を通してクリエイターと交流を楽しみながら、日常とは違う大通りの風景と魅力を感じてほしい」と同実行委員の奥平さんは話します。

学生スタッフによるワークショップも

千葉大学の学生スタッフによる、折り紙や竹串を使ったパラソル作りのブース(無料)もあります。

「運営委員の皆さんは温かくて、委員会は実家に帰って来た気分になります。ギャラリーでは私たちとの交流も楽しんでもらえたら」と学生スタッフの藤井さんは笑顔で話しました。

コロナ禍による2年のお休み期間を経て再開した昨年の来場者は1万人を超えました。

今年もアートを通したコミュニケーションが繰り広げられることが期待されます。

いつもとは違うおしゃれでにぎやかな駅前大通りを歩いてみては。

(取材・執筆/まちゃぷう)

日時/10月7日(土)・8日(日) 午前10時~午後4時
場所/千葉駅前大通り(NTTビル側歩道)
問い合わせ
電話番号/080-6257-6962 パラソルギャラリー実行委員会(平日正午~午後3時)