木更津波岡公民館で5月からスタートした「波岡食堂にこハピ」(以下にこハピ)。
毎月第1・3金曜日に開催するにこハピの活動と、それを支える皆さんを取材しました。
公開 2023/10/05(最終更新 2023/10/02)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
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にこハピ開催の日、浪岡公民館の調理室は地域食堂の準備に追われる皆さんの、生き生きとした慌ただしさであふれていました。
にこハピの代表は看護師としても働く伊藤さん。
波岡出身の伊藤さんは「住民の高齢化に伴い地区の活気が失われている」と感じ「引きこもりがちなお年寄りが楽しく過ごせる、子どもから大人までが自由に集まれる場所を作ろう」とにこハピを設立しました。
にこハピは午後2時〜午後5時はおしゃべり広場、午後5時〜午後7時は地域食堂になります。
活動を支えるのはボランティアの皆さん。
15〜20人が調理、洗い物、見守りなど、できる時間にできる事で参加しています。
あるスタッフは「にこハピのような活動をしたかったけど、自分では立ち上げられなかった。声を上げてくれた伊藤さんに感謝です」と語ります。

地域で愛され、広がりを見せる活動

多い日は120食出るという地域食堂。
開始時間になると地域のお年寄りや家族連れが次々に来訪。
近所で一人暮らしの男性は「自分でも料理はするけど、ここに来ると知り合いに会える。皆の顔を見るとほっとするんです」といつも利用しているのだとか。
弟・妹と来ていた小学6年生の竹内君は「友達と一緒にご飯を食べるのが楽しい」と話し、前回は夏休みの宿題の話で盛り上がったと教えてくれました。
「開催日が荒天になってしまった日があったのですが、そんな中でも来てくれた利用者さんがいたんです。楽しみにしてくださる皆さんのためにもこの活動は長く続けたいです」と伊藤さん。
この夏、にこハピは親子サロン「なないろ」と流しそうめんを合同開催。
今後は公民館主催の「波人夜市(なみんちゅよいち)」に参加予定とのこと。
サークルの垣根を超えた広がりを見せる今後の活動にも期待です。

※問い合わせ
電話番号/090-6198-1811
伊藤