広大な敷地をシーズンごとに彩る花畑。

訪れるたびに変化する植物の様子や、農産物の直売も、丸ごと楽しめる地域の憩いの場所です。

公開 2023/10/10(最終更新 2023/10/06)

編集部 みんみん

編集部 みんみん

編集部所属 編集/ライター、千葉市在住。 コーヒーとハイボールとスポーツ観戦が好きです。 苦手なものは強風。

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市民の癒やしの場所 春と秋の花々が人気

千葉市内でも豊かな自然に恵まれた若葉区の富田町に「富田さとにわ耕園(千葉市富田都市農業交流センター)」はあります。

2007(平成19)年、自然の中で都市と農村の交流・研修や文化活動のできる施設としてオープン。

広大な敷地に開花する花々の観賞を目的に人々が訪れる憩いの空間となっています。

他にも、林間遊歩道、芝生広場など、自然に親しむ場としても楽しめ、研修室も備えています。

春は12万株のシバザクラと青い花ネモフィラで話題になるこの場所ですが、秋は園内をはじめ施設周辺の畑で珍しいキバナコスモスなど、色とりどりのコスモスを楽しむことができます。

【千葉市若葉区】春と秋の花々が人気!シバザクラやネモフィラも「富田さとにわ耕園」
たくさんのコスモスに囲まれた豊かな秋の一日を

今の時季はマリーゴールドやピンポンマムも順次開花し、園内を秋色に染め上げています。

タイミングが合えば700本のひまわりにも出合えるかもしれません。

種まきをはじめとした畑の管理は当施設の職員が日々行っていますが、特に苦労するのは雑草の処理だと言います。

10月下旬からは春に向けての模様替えが行われ、ネモフィラやポピーの種まきが開始されます。

【千葉市若葉区】春と秋の花々が人気!シバザクラやネモフィラも「富田さとにわ耕園」
色とりどりの菊(マム)も園内で楽しめます

農作物収穫体験や地場産農作物販売も

その他、落花生や枝豆、さつまいもなどの農作物の収穫体験やブルーベリーの摘み取りなども季節に応じて行われています。

中でも人気があるのが農業体験。

1区画(40平米)ごとに年間契約を行い、四季を通じて18品目の農作物が収穫できます。

月に2回行われる栽培指導の下、現在は140区画もの契約があるとのことです。

また、直売所では週末を中心に地元の野菜や卵などが不定期に販売されています。

特に産みたて卵は評判が良く、普段でも1日50パックは売れてしまうとのこと。

職員の皆さんの手仕事が次の季節をつくっていく…その準備が計画的に行われることで、私たちは美しい景観を楽しむことができます。

美しいコスモスが揺れるこの施設で、心豊かに過ごす秋の一日はいかがでしょうか。

※開花は前後する可能性あり。お出かけ前に確認を

富田さとにわ耕園(千葉市富田都市農業交流センター)
住所/千葉県千葉市若葉区富田町711-1
営業時間/午前9時~午後5時
料金/入園無料、駐車場無料
駐車場/臨時駐車場を含む約200台
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)
問い合わせ/043-226-0022