11月5日、市川市中央図書館で「読書の秋」と「食欲の秋」の両方が満喫でき、いつもとは少し違った図書館が楽しめるイベントが開催されます。

いちかわのほほん古本市
前回の古本市の様子。「一箱古本市」や雑貨店が並ぶエントランスロビー(いちかわのほほん古本市HPより)

公開 2023/11/02(最終更新 2023/11/02)

ちいき新聞ライター

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市民提案による図書館応援イベント

「いちかわのほほん古本市」は、市川市教育委員会による「令和5年度市民提案型図書館推し活企画募集」に応募し、採択を受けた市民ボランティア「いちかわのほほん古本市実行委員会」が実施するイベントです。

中央図書館の安永崇館長は「市民活動をしている方とタッグを組んで面白い企画を実施することで、図書館の魅力をPRし、利用者にもっと足を運んでもらいたい」と言います。

当日は、図書館のエントランスロビーに、みかん箱程度の箱に入った店主(=出店者)こだわりの古本を販売する「一箱古本市」と、雑貨や手作りクラフトを販売する「ぷちマルシェ」が開店。

本のモニュメントがある「水の広場」では、好きな本について交流する「推し本語り」と、市川民話の会による民話の読み聞かせが行われます。

いちかわのほほん古本市
普段は入れない「水の広場」。「推し本語り」や「民話の読み聞かせ」が行われます

本で人がつながる交流の場

いちかわのほほん古本市
前回の古本市の様子。図書館前のぷちマルシェ。おいしそうな飲食店が並びます(いちかわのほほん古本市HPより)

今回は5月に続き2回目の開催になりますが、安永館長は、「単に本を売り買いする場ではなく、本で人がつながるイベント」と言います。

古本市実行委員会の田邉保徳委員長によると、「一箱古本市」では、オリジナルのブックカバーやしおり、POPを作る店主もいて、来場者とのやりとりを楽しむそう。

「推し本語り」は、好きな本について自由に語り合う場ですが、ファシリテーターがいるのでトークが苦手な人でも大丈夫とのこと。民話の読み聞かせは子どもたちに人気だそうです。

図書館入口前には、キッチンカーやパンにケーキ、コーヒー、弁当などの飲食店も出店します。

澄んだ秋空の下、おいしいものを食べながら本を読みふけるのも気持ちが良さそうです。

いちかわのほほん古本市
古本市マスコットキャラクターの「Lパカ」。図書購入費として図書館へ寄付してくれた方には「Lパカ」のしおりをプレゼントしています

「一冊の本との出会いは、時にその人の生き方に影響を与え、人生を変えるきっかけになるかもしれない。だから図書館は大事」と田邉さんは強調します。

運命の一冊に出会える一日になるかも知れません。(取材・執筆/松)

いちかわのほほん古本市

日時/11月5日(日)
午前10時~午後4時(雨天決行)
場所/市川市中央図書館
住所/千葉県市川市鬼高1-1-4
料金/無料
後援/市川市教育委員会
主催・問い合わせ/047-706-8298
いちかわのほほん古本市実行委員会
ホームページ/https://nohohon.moto8.site/