佐倉市の臼井地区で地域活動を続けている臼井ふるさとづくり協議会(高橋勝征会長)が国土交通省から表彰されました。
会員たちは「今後も地域のために頑張ります」と意欲的です。
公開 2023/10/13(最終更新 2023/10/11)

ソバ
大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。
記事一覧へ2006度から活動、会員は約40人
国交省は、魅力あるまちづくりの推進に功績のある個人、団体を「まちづくりアワード」(功労部門)として表彰しており、令和5年度に表彰された全国21団体の一つに臼井ふるさとづくり協議会が選ばれました。
受賞理由は「住民共働による防犯・防災・交通安全・青少年健全育成・福祉・情報発信などの継続した活動により、佐倉市立臼井小学校区域のまちづくりに貢献しました」とのこと。
元会長の宇田川光三さんは「最大限の評価を頂いたものと理解するとともに、今後とも地域のために頑張ってほしい、という意味の表彰と受け止めています」と謙虚に話しています。

同協議会は2006(平成18)年度から活動し、会員は約40人で、5つの部会があります。
「防犯交通部会」は、地域・学校・PTAが連携した子どもの見守りを。
防犯教室として子どもが考案の標語を掲載したのぼり旗の作成、自転車教室などを行っています。
「防災部会」は、各種防災訓練、避難所運営訓練など。
「事業部会」は、ふるさとウオーキング、昔の遊び体験教室などを。
「広報部会」は、同協議会の活動を広報紙で発信しています。
「福祉部会」は、福祉の課題に関する講演会などを開催しています。
防犯教室、昔の遊びは子どもに人気
防犯教室は、子どもたちに「自分の身は自分で守る」意識を育むために、「イカノオスシ」(イカ=付いていかない、ノ=乗らない、オ=大声を出す、ス=すぐ逃げる、シ=すぐ知らせる)をテーマに、協議会の有志らが寸劇を演じます。

鑑賞した臼井小の児童からは「分かりやすかった、楽しかった」の声が寄せられています。
特に子どもたちに人気なのは昔の遊び体験です。
竹馬は2本の竹に足場になる横木を付けて乗り、歩行します。
子どもたちには「難しいけれど面白い」と評判だそうです。
元会長の宇田川さんは協議会の今後について「各部会の維持継続と、関東大震災から100年目を迎えたことを機に『防災活動』の充実と『福祉部会』の充実を図りたい」と熱意を語ります。