訪れた国や地域90以上、海外への旅は219回。

旅行作家の秋山秀一さんが、自身で撮影した写真とともに、世界の街を歩いた思い出をつづります。

秋山秀一さん

秋山秀一さん
旅行作家、元東京成徳大学教授、NHK文化センター講師。日本エッセイスト・クラブ常務理事、日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。『鎌ケ谷 まち歩きの楽しみ』『世界観光事情 まち歩きの楽しみ』『ウクライナとモルドバ』など著書多数。鎌ケ谷市在住。鎌ケ谷市国際交流協会(KIFA)会長、鎌ケ谷市都市計画審議会会長。

 

公開 2023/11/25(最終更新 2023/11/20)

編集部

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千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・茨城情報”をお届けします!!

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名作映画の舞台として数多く登場する街

ニューヨーク
フェリーから眺めるマンハッタンのビル群(2002年2月)

ニューヨークはマンハッタン、ブルックリン、ブロンクス、クイーンズ、それにスタテン島の5つの行政区から成る。

スタテン島を出てマンハッタンへ向かうフェリーの正面には徐々に近づくビル群、左には自由の女神を望むことができる。

ニューヨーク
ブルックリン橋から見たマンハッタンの眺め

このフェリーは橋の代わり。

道路の延長のようなもので、乗船は無料だ。

ニューヨーク
スタテン島へ向かうフェリー

50年ほど前に大ヒットした映画「ある愛の詩」に登場するセントラルパーク内のアイススケート場。

「めぐり逢えたら」のエンディングが展開されたエンパイア・ステート・ビルディングの屋上。

「ワーキング・ガール」の序盤に出てくる、フェリーからマンハッタンのビル群を眺める場面。

「ニューヨークの恋人」でのセントラルパーク。

筆者の心に強く残る、映画の舞台となったニューヨークである。

ニューヨーク
セントラルパークのアイススケート場。「ある愛の歌」をはじめ、いろいろな映画の舞台に登場する
ニューヨーク
エンパイア・ステート・ビルディング
ニューヨーク
エンパイア・ステート・ビルディング屋上展望台からの眺めを楽しむ
ニューヨーク
エンパイア・ステート・ビルディングの上から見るマンハッタンのビル群

セントラルパークには氷河時代の名残が

ニューヨーク
セントラルパークの、氷河の落とし物・モレーン(堆石)

「ニューヨークの恋人」に、馬に乗った登場人物が黒い大きな岩の塊を飛び越えるシーンがある。

氷河時代、地球は今より寒く、セントラルパークも氷河の下にあった。

氷河時代が終わると、氷河とともに運ばれてきた岩はそのまま、氷河の落とし物・モレーン(堆石)として残った。

岩の表面の筋は、氷河の移動した痕跡を示している。

2002年2月、これら映画の舞台を訪れた。

タイムズスクエアに立ち、ブルックリン橋を渡り、ニューヨークを歩き回ったのだった。

ニューヨーク
タイムズスクエアの夜景
ニューヨーク
ロックフェラーセンター前の広場
ニューヨーク
ボリュームたっぷりのステーキ

(文・写真/秋山秀一)