地域の課題解決に向けて、千葉県立柏の葉高等学校の1年生が、柏の葉アクアテラスで「文化祭」を開催します。

公開 2023/10/30(最終更新 2023/10/26)

ちいき新聞ライター

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高校生たちが地域の課題解決に挑戦

柏の葉アクアテラス 文化祭実行委員会のメンバー
実行委員会のメンバー

「11月に、まちで文化祭をやります。主役は皆さんです」

今年4月、柏の葉高校1年生の総合的な探究授業「ハレかしぜみ」で生徒たちに声がけしたのは、プロジェクトオーガナイザーの倉持さん(NPO法人キャリアbase)。

ここから文化祭「テラスをてらそうフェスタ」の準備がスタートしました。

きっかけは、同校進路指導室の朝倉教諭の「高校生のうちに、失敗を恐れずいろいろなことに挑戦する機会をつくりたい」という思いから。

アクアテラスは柏の葉地区の人気スポットですが、コロナの影響もあり、地域住民にあまり活用されていないのが課題です。

「ハレかしぜみ」は、同校の1年生がPBL(課題解決)型学習を繰り返し、「柏の葉アクアテラスの課題解決」をする取り組み。

生徒があらゆる視点から自発的に考え、約半年かけて導いた自分たちなりの答えを表現します。

柏の葉アクアテラス 文化祭の様子
倉持さん(右)に相談する生徒たち

一歩踏み出すことで生徒たちに変化が!

柏の葉アクアテラス 文化祭の様子 外部講師の特別授業
外部講師の特別授業

生徒たちの「伴走者」として、柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)、産業技術総合研究所柏センター、東京大学大学院助教による専門分野を生かした授業も実施。

生徒たちも興味津々で耳を傾けていました。

その後6〜8人のチームに分かれ、それぞれで課題解決の方法を話し合い。

装飾・備品関係以外の予算は0円。

業者や農家など、外部の人への問い合わせにも緊張しながら挑戦しました。

地域で活躍する人たちと一緒につくり上げる経験は生徒たちに多くの気付きを与え、また、来場者に地域の魅力を伝えることで「柏の葉」の活性化にもつながります。

実行委員会は外部団体へのプレゼンやチラシ制作、当日の運営準備、集客など、一つ一つ準備を進めています。

11月の本番はすぐそこ。

飲食からライブステージまで楽しめる出し物も盛りだくさんです。

この機会に柏の葉アクアテラスに足を運んでみては。(取材・執筆/おーた)

柏の葉アクアテラス
柏の葉アクアテラス

日時/11月2日(木)午前11時~午後3時 ※雨天の場合11月9日(木)に延期
場所/柏の葉アクアテラス(千葉県柏市若柴)
料金/無料

問い合わせ
電話番号/04-7132-7521 千葉県立柏の葉高等学校 朝倉
メール/career_base@for-next.jp NPO法人キャリアbase 倉持