11月12日(日)に印西市のショッピングモール「牧の原モア」でジャズミュージシャンの佐藤洋祐さんと県立印旛明誠高校吹奏楽部のコラボステージが実現。
本番前の10月5日に佐藤さんが同校を訪問しました。
公開 2023/11/02(最終更新 2023/11/02)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
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佐倉市在住のサックス奏者・佐藤洋祐さんは、世界を股にかけるジャズミュージシャン。
2008年の渡米後、著名なジャズアーティストのバンドにレギュラーサックス奏者として参加するなど華々しく活躍してきました。
11年と13年に参加アルバムがグラミー賞にノミネート、14年にグラミー賞に輝きます。
15年に帰国した翌年に2度目のグラミー賞を受賞。
現在は佐倉市に住居を構え、国内外でライブなどに出演しています。
一方、県立印旛明誠高校(印西市草深1420の9)吹奏楽部は、これまでコンクールでの受賞経験も多く、実力は折り紙付き。
この日は、少し緊張した面持ちでプロのミュージシャンと初対面しました。

目標や理想を高くやりたい事に全力で
まずは佐藤さんから生徒に向けて、自身の経歴が語られました。
「僕はみんなくらいの年の頃はロックに夢中でギターを弾いていました。大学時代はトランペットで、サックスを始めたのは25歳の時。僕ね、練習が大好きなんです」とにこやかに話す佐藤さん。
続けて「これまで良い機会にも恵まれて大きな賞も獲ったからこそ、こういう場に呼んでもらえる。だけど自分の演奏がうまいとは思っていないし、やってもやっても満足できない。でも一生懸命になれるという事が幸せです。みんなも若い今だからこそ理想を高く持って、自分がやりたいと思った事に全力で取り組んでください」と激励。
大先輩からのメッセージに生徒全員が真剣に聞き入っていました。

音楽の楽しさを感じながら演奏
その後、吹奏楽の定番曲「宝島」を一緒に演奏。
佐藤さんのしびれるような音色に「すごい…!」と感嘆の声を漏らす生徒も。
顧問の藤原教諭が「佐藤さんの演奏から『楽譜通りじゃなくてもいいんだよ』ということを感じて、楽しんでやってみよう」と呼び掛けると、その言葉を受けた2回目の演奏では、生徒もより伸び伸びとした音を奏でていました。

約1時間の訪問を終えて、部長の松澤さんは「プロの音色を間近に聴いて、音の厚みに驚きました。当日は楽しんで演奏したいです」と意気込みます。
佐藤さんも「皆さん初々しく生命力にあふれ、僕も新鮮な気持ちで演奏できました。観客の方がいることで本番ではまた違った印象の演奏になるんじゃないかな」と期待を寄せていました。
夢のステージは11月12日(日)、牧の原モアの「モアマルシェ」で。
奇跡の瞬間をお見逃しなく。
モアマルシェ
日時/11月12日(日)午前10時~午後3時
会場/牧の原モア
住所/千葉県印西市牧の原1-3
※観覧無料
■印旛明誠高校吹奏楽部演奏
時間/午前10時30分~、午後1時30分~ 各15分予定
■「佐藤洋祐quartette」ライブ
時間/午前10時55分~、午後1時55分~ 各30分予定
■コラボレーションライブ
時間/午前11時35分~、午後2時35分~ 各15分予定
問い合わせ
電話番号/0476-20-5775
地域新聞社成田支社