1973年11月11日、船橋市郷土資料館に蒸気機関車D51・125号機が到着。設置から50年を記念し、125号機に関する資料の展示や子ども向けの講座・体験などを開催しています。
公開 2023/11/08(最終更新 2023/11/08)

船橋市と関係が深かった蒸気機関車
かつて船橋市では蒸気機関車が総武線を往復し、東部地区には旧陸軍鉄道連隊の練習線が敷設されていたこともあり、市民に親しまれたD51が交通機関進歩の歴史資料として展示されました。
それ以降、同館のシンボルとして来場者を迎え続けています。
設置から50年となる11月、郷土資料館では125号機に関する資料の展示(11月30日まで)、子ども向けの講座・体験など記念イベントを開催しています。
D51を支える二人のボランティア
現在、蒸気機関車の車体が各地に置かれる中、この125号機は屋外展示にもかかわらず状態が良いため、他の自治体から管理方法の問い合わせが来るほど。
美しく保たれている理由は、二人のボランティア、清水邦彦さんと吉野隆文さんが定期的にメンテナンスを行っているからです。

清水さんは17年前、吉野さんはその2年後ボランティアに志願。
以後、二人で掃除や補修、部分的な塗装など、できる範囲の整備を行っています。

ヘッドマークや車体の備品、説明文などを手作りし、訪れる人々が楽しめる工夫も。
いつでも車体の状態を気にかけているという二人は、「来場者にきれいな姿のD51を楽しんでもらうことがやりがいです」と話します。
ミニSL体験乗車(無料)
日時/11月11日(土)午前10時~正午、午後1時~午後3時
※雨天時は翌12日(日)
場所/船橋市郷土資料館
住所/千葉県船橋市薬円台4-25-19
対象/小学生以下(未就学児は保護者同伴)
定員/1時間に200人まで
※郷土資料館で乗車券配布中
問い合わせ
電話番号/047-465-9680
船橋市郷土資料館