芸術の秋、利根運河沿いにあるギャラリーでステンドグラスの作品展が行われます。

主宰は、流山市内で約30年制作を続けている三浦正恵さんです。

公開 2023/11/15(最終更新 2023/11/14)

ちいき新聞ライター

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ランプやクリスマスがテーマの作品約70点を展示

今から約30年前のこと。

三浦さんが自宅に窯を構えてステンドグラスを制作していることを知ったママ友から「教えてほしい」と頼まれたことから、「ステンドグラス ミユー」の活動が始まりました。

当時から続けているメンバーも多く、一つの作品にじっくり1、2年かけて、和気あいあいと制作に励んでいます。

【流山市】ステンドグラス作品展!ギャラリー平左衛門にて11月16日~19日まで開催
30年続く自宅工房(右が三浦さん)

そのため作品展も3年に1度の開催で、今回が8回目。

コロナ禍の中止を経て、5年ぶりの開催となります。

板状のパネルから立体的なランプ、天使やクリスマスリースなどをモチーフにした小物類まで、メンバー13人の5年間の力作が約70点並びます。

1階はクラシカルな雰囲気で、2階はクリスマスなど季節の行事がテーマ。

130年前に宮大工が建てた蔵をリノベーションしたギャラリーの雰囲気とも相まって、おとぎの世界に迷い込んだようなひとときが楽しめそうです。

【流山市】ステンドグラス作品展!ギャラリー平左衛門にて11月16日~19日まで開催

【流山市】ステンドグラス作品展!ギャラリー平左衛門にて11月16日~19日まで開催
薄暗い蔵に光を放つ色とりどりのランプ。2階にはクリスマスの作品が並ぶ(いずれも前回の様子)

光や明かりを通してきらめく色と模様

ステンドグラスには、絵付けやガラス同士を重ねて、窯で焼き付けたりするフュージングなど、さまざまな技法があります。

通常は下絵を描き、色ガラスを選び、型紙に沿ってガラスをカットしてから周りを削り、大きさや形を整えていきます。

ガラス同士はくっつかないので、銅線のテープを巻き、やっと1片のガラスが完成。

それを下絵通りにはんだで接続し、形成していきます。

色や模様で印象が異なるのでガラス選びは重要な要素の一つ。

三浦さんは「光を通した時はもちろん、ランプから漏れた光が壁に映し出す模様も美しいです」とステンドグラスの魅力を話します。

光のアート作品で、芸術の秋を堪能してみては。(取材・執筆/琉)

【流山市】ステンドグラス作品展!ギャラリー平左衛門にて11月16日~19日まで開催
三浦さんの作品

日時/11月16日(木)~19日(日)午前10時~午後5時(最終日~午後3時)
場所/ギャラリー平左衛門
住所/千葉県流山市東深井431
料金/入場無料
問い合わせ/04-7152-8641 三浦