朝の目覚めにコーヒーを飲んだり、出社時にコーヒーを買ったり…。
生活に彩りを添えてくれるコーヒーですが、なんと関東でも豆の栽培が始まりました!

公開 2023/12/11(最終更新 2023/12/04)

編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
記事一覧へ日本で栽培が難しいコーヒーの苗
2023年3月、八千代市に関東初の国産コーヒー農園「YACHI★FORNIA―FARM(以下、ヤチフォルニア)」が開園しました。

第一農場と第二農場を構え、コーヒーの苗は約480本。
希少価値が高く、最も古いコーヒーの原種であるアラビカ種ティピカの苗を無農薬で育てています。
コーヒー栽培には「雨が降りすぎず降らなすぎず」「暑すぎず寒すぎず」などと言った絶妙な自然環境が欠かせず、日本のコーヒー豆はほぼ全てが海外から輸入されたもの。
わずかに流通する国産コーヒー豆も沖縄産や小笠原諸島産がほとんどです。
コーヒーの苗は寒さに弱いため、ヤチフォルニアでは温度が下がりすぎないようビニールハウスで室温調整。
成長期には水がたくさん必要なため、水分量も徹底的に管理しています。

国産コーヒーでも成功する道はある!
ヤチフォルニアを開園したのは、今までいろんな事業を手掛けてきた柳沢昭次さん。

大工として建設業を起業、今ではドローンの会社の経営まで行います。
「成功事例がなく、事業者としてのスキルを試されるコーヒー農園は手探りで面白い。事業は『すごい』とか『楽しい』と思えれば失敗とはいえないし、成功する道は必ずあるはず」と豪快に笑います。

また農園では、コーヒー豆を包む外皮の部分で作るコーヒーチェリーティーの普及にも注力。

ポリフェノールが豊富で、アンチエイジング効果が期待できるコーヒーチェリーティーはSDGsにもつながり、生産地ならではの副産物として楽しめます。
年間6万円で苗を1本所有し、豆を収穫できるオーナー制度もあり、募集開始したところ、あっという間に本年度分が完売。
オーナーの中にはコーヒー好きの有名人もいるとか。
話題性抜群の国産コーヒー豆ですが、本格的に収穫できるのは2024年冬になるとのこと。
近所のカフェで国産コーヒーに出合える日も近いかもしれません。

さあ、あなたも私もcoffee break!
ヤチフォルニア農園公国
住所/千葉県八千代市島田台949-2
問い合わせ
電話番号/047-409-2856
メールアドレス/info@yachi-fornia-farm.com
ホームページ/http://yachi-fornia-farm.com/