栄町の福祉課、福祉施設スタッフ、ボランティアが運営する「オレンジサロンさかえ」。

認知症の人や介護に興味のある人たちが気軽に交流できる場を目指しています。

公開 2023/12/08(最終更新 2024/02/29)

ちいき新聞ライター

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ふれあいプラザさかえで第3金曜日開催

栄町では、「認知症の人に優しい地域を目指そう」「認知症になっても住み慣れた地域でいつまでも自分らしく暮らしていける社会を作ろう」、そんな目標を掲げ、「新オレンジプラン」という5カ年計画が2015年にスタートしました。

その一つが、認知症カフェ「オレンジサロンさかえ」です。

同サロンは、毎月第3金曜日にふれあいプラザさかえのロビーで開催されています。

コーヒーやお茶を飲みながら、気軽に認知症について話し合ったり、相談をしたり。

また、月替わりで体操や工作、お花を配るアクティビティーもあります。

「カフェ」という形式にすることで参加のハードルを下げ、身近なものとして認知症について学び、関わりを持つことを狙いとしています。

【印旛郡栄町】認知症カフェ「オレンジサロンさかえ」気軽に交流できる場を
オレンジサロンさかえのスタッフの皆さん

12月のサロンではクリスマスイベントも。

地元の団体によるマジックショーや、ビンゴ大会が企画されています。

マジックショーは、技に感動するだけでなく、失敗も笑いに変えるようなアットホームなショーです。

【印旛郡栄町】認知症カフェ「オレンジサロンさかえ」気軽に交流できる場を
地元の有志団体によるマジックショー

ビンゴ大会はハズレなし。

毎年一番盛り上がります。

【印旛郡栄町】認知症カフェ「オレンジサロンさかえ」気軽に交流できる場を
ビンゴ大会。狙いの賞品は当たるでしょうか?

ロバ隊長と小さなボランティア

認知症サポーターキャラバンのマスコットキャラクター、オレンジのロバ「ロバ隊長」。

栄町では、ロバ隊長のマスコット作りも行っています。

ふれあいプラザ内の支援センターでロバ隊長の型紙をもらい、フェルトでマスコットを作ったら、それを支援センターに置いていくだけ。

集まったマスコットは福祉施設のスタッフが小学校でのイベントに持っていき、認知症についての講座とともに小学生たちに配ります。

「登下校中の子どもたちのランドセルに揺れているのを見ると、すごくうれしいです」とスタッフの當山(とうやま)さん。

「1日2個作るのが生きがい」という人や、どんどん裁縫技術を上げてアレンジをする人もいるとか。(取材・執筆/FOSSA)

【印旛郡栄町】認知症カフェ「オレンジサロンさかえ」気軽に交流できる場を
クリスマスイベントを楽しむ参加者たち(2022年)

クリスマスイベント
日時/12月15日(金) 午前10時~
場所/ふれあいプラザさかえ
住所/千葉県印旛郡栄町安食938-1
問い合わせ
電話番号/0476-33-7709 栄町健康介護課
電話番号/0476-95-6451 グループホーム ひばりの里