2023年9月、JR酒々井駅の東口と西口の広場に1基ずつベンチが新設されました。
これは22年開催の同町のこども模擬議会で小学6年生(当時)の児童が提案したものを、同町が採用して設置を決めました。
公開 2023/12/16(最終更新 2023/12/13)

ソバ
大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。
記事一覧へ背もたれに「ひとやすみ」「ようこそ」

ベンチは木製で横180cm、高さ75cm。
色は東口が青色、西口がオレンジ色。
背もたれに、東口には「ひとやすみ」、西口には「ようこそ」と書かれています。
こども模擬議会で提案したのは当時の大室台小学校6年生の菅谷啓乃(すがやひろの)さん。
菅谷さんは八千代市でベンチを多くの人が利用しているのを見て、「酒々井町にもあったら、より魅力的な町になるのではないかと思った。さらに、ベンチマップを作ることで町内外にPRできると期待している」と提案しました。
ベンチは木目調で、手すりを付け、落ち着きのあるシンプルなデザインを指定しました。
この提案は駅前に手軽なベンチがなかったことからも注目され、小坂泰久町長は「町で歩道整備を計画する場合には、デザインも含めベンチの設置についても検討してまいりたい。ベンチマップ作成の質問も貴重なご意見として受け止めるとともに、今後、ベンチマップの作成計画が具体化された場合には、ぜひとも一緒に進めていければと思っております」と高く評価しました。
その結果、町は東・西口に設置することを決定し、23年7月に着工し、9月に完成しました。
お披露目式には菅谷さんと小坂町長がベンチに座り、座り心地の良さを体感していました。
こども模擬議会を毎年開催
こども模擬議会は、地域について学ぶ「酒々井学」を通した主権者教育の一環で、選ばれた学校代表の小学6年生と中学3年生が議員となり、毎年1回開催。
町の課題などを子どもの視点から発表してもらい、まちづくりの参考にするのが目的です。
小中学生の質問に町長らが答弁します。
22年は小中学生14人が議員として参加。
ベンチ以外では「横断歩道にボタン式の音響信号の設置」「防犯カメラや街灯の設置」などの提案がありました。
今年は10月18日に小中学生の10人が参加して開催。
サイクリングロードの設置、町の魅力の伝え方などが質問されました。
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