鎌ケ谷市立第二中学校3年の片山瑛太(かたやまえいた)さんが、2023年10月14日に行われた鹿児島国体の少年B(高1・中3)100m走の決勝で、10秒54の中学日本記録を樹立しました。
公開 2023/12/22(最終更新 2024/03/25)

ハマミエ
鎌ケ谷出身&在住のフリーライター。趣味はドライブと食べ歩き。温泉とコーヒーとウクレレが好き。生まれ育った鎌ケ谷の知られざる(?)魅力を発信して地元を元気にしていきたいと思っています。https://lit.link/hamaemi
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幼い時から足が速かった片山さん。
小学生の時はドッジボールチームで活躍していました。
中学校に入学し「もっと足が速くなりたい。負けず嫌いだから個人競技で勝負しよう」と陸上部に入部。
陸上部顧問の河野隆一郎教諭は「1年生の頃は普通に足が速い選手でした。2年生の時に県内の強化選手が集まる合宿に参加して全国大会という明確な目標ができてから、意識が変化。本人の地道な努力が良い結果に結び付いたのでは」と話します。

陸上が大好きで、速く走る方法を常に考えている片山さんは、自主練習も欠かしません。
自分で自分のフォームを動画で撮影し、速い選手と比較分析。
課題を見つけ、独学でトレーニングメニューを作成し、筋トレも毎日実践。
中学3年で11秒台を切り、全国トップレベルに仲間入りしました。
夢は100m走で9秒台を!

8月に行われた関東中学校陸上競技大会の100m走予選では、中学生の日本記録タイ(10秒56)でゴール。
8月の全日本中学校陸上競技選手権大会と10月の国体で優勝し、二冠を達成しました。

中学日本新記録を更新した国体の決勝レースについて聞くと「リラックスして走れました。記録更新を意識していたけど、楽しんで走って自分の力を出し切ろうと気持ちを切り替えたら、心に余裕を持って走れました」と笑顔。
中学校での陸上生活を「速く走ることだけではなく、陸上を通して同じ志を持った仲間と出会って世界が広がったのが良かった」と振り返ります。
憧れの選手は日本記録(9秒95)を持つ山縣(やまがた)亮太選手。
いつの日か自分も9秒台で100mを走りたいと大きな夢を抱く片山さんは、「高校では1年生からインターハイ優勝を狙っていきたい」と抱負を語っていました。
