老朽化した空き家や事故物件・ゴミ屋敷などの、いわゆる「訳あり物件」が急増しています。そのような物件を所有していて困っている場合も、適切な方法で買い取ってもらうことで、物件が有効活用され、自分の手元にしっかりとお金を残すことができます。訳あり物件の取り扱いに特化した不動産会社、株式会社AlbaLink(以下、アルバリンク)千葉支店の勝原佑弥さんと萩永麻利江さんにお話を伺いました。

お話を聞いたのは…

アルバリンクの勝原さんと萩永さん

株式会社AlbaLink 千葉支店
萩永麻利江さん・勝原佑弥さん

 

 

公開 2023/12/22(最終更新 2024/03/25)

野中真規子

野中真規子

フリーライター歴20年。取手市出身。2021春に東京から我孫子市に移住し、手賀沼周辺の水辺や豊かな緑、遺跡、史跡、ユニークな個人商店などに囲まれた生活を満喫中。スパイスと魚影、日本語ROCK、RAP、民族的デザイン、音楽、祭り好き。https://makikononaka.com/

記事一覧へ

ベンチャー企業が千葉県の空き家問題に挑む!

アルバリンクは、老朽化した空き家をはじめとする売却困難な物件の問題を解決し、再販することを得意とするベンチャー系の不動産会社です。難あり不動産の買い取り・再販事業により、2023年11月29日付で東京証券取引所のプロマーケット市場に上場を果たしています。

「総務省の統計では、現在、全国の空き家は800万戸にのぼり、千葉県だけでも40万戸あります。特に都市部以外の、居住者が減っているエリアの空き家数は年々増加しています」と勝原さん。

実際に、持ち家や実家などが空き家になっていて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「固定資産税さえ払っていればいい」と考えている人は、要注意です。

空き家は老朽化すれば倒壊の危険性や、いたずらや放火のリスクが高まりますし、植木の枝が伸びるなどしてご近所からクレームを受けるといったトラブルにも発展しかねません。さらに空き家を放置し続けると、固定資産税が6倍になる恐れもあるのです!

固定資産税が6倍!? 解体や残地物撤去で数百万円かかることも

固定資産税が6倍になってしまうのは、どのような空き家なのでしょうか。

「放置されている空き家には、まず役所から『任意助言』が入り、立ち入り調査が行われ、所有者に対して改善策が提案されます。それでも改善されなかったら、今度は『指導』が入り『特定空き家』として認定され、さらに改善策が提案されます。それでも改善されなければ、今度は役所から『勧告』が入り、この段階で固定資産税は6倍の額となります。その後も固定資産税を払い続けても空き家を改善しないままでいると、役所から『命令』が入り、従わなければ50万円以下の罰金を請求されるだけでなく、『行政代執行』となり、強制的に空き家の解体・撤去となります。これらの作業にかかる費用も所有者持ちとなるので、大きな損失となってしまいます」(勝原さん)

解体費用は物件にもよりますが、一般的な4LDKの一軒家の場合、建物だけで150〜200万円程度。これに塀などの外構の解体や樹木の抜根などの費用も含めると250〜300万円程度にのぼることが多いようです。さらに残地物の撤去にも、物の量に応じて30〜100万円程度がかかります。

固定資産税を散々払い続けた末に、これらの工程を踏むとなると、莫大な費用がかかってしまいます。さらに空き家は、放置して老朽化すればするほど売却が困難となるので、早めの対処が必要です!

売却の難しい、再建築不可物件、共有持分、底地・借地、事故物件でも安心

売却が困難となるのは、空き家だけでなく再建築不可物件、共有持分、底地・借地、事故物件なども同様です。

・再建築不可物件 今ある建物を解体して更地にしてしまうと新たな建物を建てられない土地のこと。
・共有持分 所有者が2x人以上いる物件のことで、その不動産を100パーセント売却するには、全員の同意が必要なのですが、兄弟間の仲が悪いなどの理由で売却できない事例も多くあります。
・底地 建物が立っている土地の、土地だけを所有していて、建物は他者の所有である物件。
・借地 建物が立っている土地の、建物だけを所有していて、土地は他者の所有である物件。
・事故物件 事件・事故や自殺・孤独死などで住人が死亡した物件。

アルバリンクではこうした、他の不動産会社が手をつけられないような物件も数多く取り扱っています。例えば松戸市の老朽化した空き家を売却した事例では、所有者は役所から指導を受けたものの無視してしまい、近隣から「倒壊した屋根が飛んでくる」というクレームを受けた末に、損害賠償請求のリスクもあったことから同社に相談。同社で買い取るかたちで建物を解体し、更地にして売却することができ、所有者も数百万円の売却金を手にすることができました。

空き家問題 株式会社AlbaLink アルバリンク
築54年の松戸市の空き家
空き家問題 株式会社AlbaLink アルバリンク
10年間空き家状態で浸水被害もあり
空き家問題 株式会社AlbaLink アルバリンク
アルバリンクでは部屋に荷物やゴミなどがあってもそのままの状態で買い取りが可能

「アルバリンクがこうした訳あり物件を取り扱うことができるのは、独自の再生ノウハウがあるからです。数多くの経験から、どういう物件をどのようなお客さまが買うのかという知見があり、またさまざまな物件を求める不動産投資家とのつながりも多くあるのは、弊社ならではの強みです」(萩永さん)

こうしたノウハウを生かした売却事例は他にもあり、勝浦市の戸建ては海沿いにあったことから、残地物を撤去した後でリフォームをし、サーファーに貸し出したいという投資家向けに売却。旭市の元牛小屋は、クロスを張り替えて臭いを消去した後、工務店の荷物置き場として投資家に売却。江戸川区の事故物件は、建物を解体し更地にして、新たに建物を建てたいデベロッパーに売却したそうです。

物件所有者の不安を払拭し、全国800万戸の空き家をゼロにしたい

アルバリンクでは、なぜこのような事業に取り組んでいるのでしょうか。

「全国800万戸の空き家をゼロにしたいという思いからです。2023年現在、不動産でお困りの方から年間約5,000件以上のお問い合わせを頂いております。訳あり物件は取り扱える不動産会社も少なく、処分に悩んだり、日々の管理でストレスを抱えたりしている方は多くいらっしゃいます。また空き家は放置しておくと建物の劣化が進み、倒壊などのリスクや放火・ゴミの不法投棄などのトラブルに巻き込まれることもあります。そのようなお悩みを解決することこそが我々の仕事と考えており、お客さまにとってベストなご提案ができるよう日々取り組み、どんな案件でもお問い合わせ頂いてから24時間以内にご返信し、丁寧に対応しています」(勝原さん)

お客様の相談を聞くアルバリンクの萩永さん
訳あり物件にまつわる悩みに寄り添う

相談や査定は無料。問い合わせ後、物件情報を伝え、アルバリンクが現地で調査・査定を行い、早ければ24時間〜3日で売却金額が提示されます。金額に同意後、対面もしくはビデオ通話などで契約についての説明を受け、契約となります。問い合わせから売却金が支払われるまでは最短で1週間。

物件は現況のまま買い取るため、所有者が荷物の整理やクリーニングをする必要はありません。また仲介手数料も不要。残地物撤去や解体などが必要とされる物件であっても、手元にお金が残ることがほとんどだと言います。

同社の丁寧な対応は、「訳あり物件」の取り扱いにおいて、Google口コミは5つ星評価のうち平均4.6の高評価となっていることからもわかります。

「ありがたいことに多くのお客さまから『アルバリンクに相談をしてよかった』『肩の荷が下りた、ありがとう』などのお声を頂いております。今、不動産でお困りの方がいらっしゃいましたら、解決に向けてお力になりたいと考えておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください」(勝原さん)

株式会社アルバリンク
ホームページ/https://albalink.co.jp/
株式会社AlbaLink(アルバリンク)千葉支店

不動産買い取りのご相談はこちらから

電話番号/0120-672-052
無料査定フォーム/https://albalink.co.jp/chiba/contact/
住所/千葉県千葉市中央区栄町32-10 日企栄町ビルディング601号
営業時間/10時~19時
定休日/水曜