中学校へ進学するお子さんがいるご家庭では、「中学生の制服っていつ買うの?」と疑問に感じている親御さんも多いのではないでしょうか。また、サイズ選びや価格など事前に知っておきたいこともいっぱい!
この記事では、中学生の制服はいつ頃買うとよいのか詳しく解説します。採寸の時期や値段、制服の選び方のコツや入学準備のポイントなども合わせてご紹介しますので、中学生の制服を購入予定の方はぜひ参考にしてください。
公開 2023/12/27(最終更新 2024/03/25)

中学制服の採寸はいつ頃がいい?
中学生の制服の採寸時期は、1月~2月上旬が一般的です。メーカーが中学生の制服の採寸や購入時期についてのアンケートを実施した調査結果を以下でご紹介します。
<制服の購入時期>
中学入学時の制服(詰襟・セーラー服)の採寸・購入の時期は、「2月」(37.2%)が最も多く、次に「1月」(28.3%)、「3月」(13.3%)、「12月」(12.8%)の順でした。4月の入学式に向けて、早い人では秋から中学校の制服を購入して準備しています。
引用:KANKO
中学生の制服の採寸は、1~2月に採寸する方が最も多いという結果でした。3月に採寸する方もいるようですが、入学準備には少々遅い印象があります。制服を販売している店舗では受注発注品での取り扱いがほとんどなので、納期は短く見積もっても1カ月以上かかるのが通常だからです。3月中旬~末までに中学校の入学準備を整えるためには、制服の採寸は最低でも2月中旬までには済ませておきましょう。
ただし、1月~2月上旬は採寸に訪れるお子さんが集中する時期で混雑が予想されます。混雑前に採寸するのがおすすめです。
小学校では、12月に入ってから「中学生の制服についての案内」などのお知らせを配るところが多いですが、早いところでは11月頃からパンフレットを配布している場合もあります。中学生の制服を販売している店舗には個人店から大型店までありますが、パンフレットなどを見て購入する店舗が決まったら12月中に採寸することを検討してみてはいかがでしょうか。早めの採寸が難しく、混雑が予想される1月~2月上旬に採寸をする場合は、土日祝日の混雑を避けて、平日に行くのもおすすめです。
また、中学生の制服の採寸については「公立中学」と「私立中学」とでは少々時期が異なります。それぞれの採寸時期について、下記で詳しく解説します。
公立中学
公立中学に進学する場合の制服の採寸時期は、前述のように1月~2月上旬が最も多いです。早めに入学準備を進めたいと思っているご家庭の中には、学校で配られたパンフレットを見て12月中に採寸へ行くケースも少なくありません。
また、公立中学の場合は1月頃に小学校で行われる「入学説明会」の後に、その場で販売店の方が制服の採寸を一斉に行ってくれる場合もあります。一斉採寸については地域や学校によって異なりますので、通っている小学校で事前に情報を収集しておきましょう。
私立中学
私立中学の制服の採寸時期は、試験の合格発表後です。私立中学の合格発表は1月末から2月上旬が一般的ですので、制服の採寸も同時期が目安になるでしょう。私立中学は公立中学と違い、受験があるため合格が確定しないと制服の採寸ができません。12月中など早めの採寸ができないため、のんびりしていると入学式に制服が間に合わない失敗に繋がる可能性があります。
私立中学への進学を希望している場合は、「合格が確定したらできるだけ早めに採寸する」と覚えておきましょう。合格が確定したらまずは制服の採寸に行くようなスピード感で行動すると安心です。
制服の値段はどれくらい?
中学生の制服の採寸時期の目安をご紹介しましたが、続いては気になる値段について解説します。まずは、下記の価格表をチェックしてみてください。
【公立中学の制服の価格(標準服)】
|
男子 |
女子 |
ジャケット |
19,000円 |
17,800円 |
スラックス・スカート |
9,200円 |
10,500円 |
夏用スラックス・スカート |
9,200円 |
9,800円 |
長袖シャツ |
2,800円 |
2,800円 |
半袖シャツ |
2,700円 |
2,700円 |
ベスト |
4,900円 |
4,900円 |
ネクタイ・リボン |
1,400円 |
1,700円 |
合計金額 |
49,200円 |
50,200円 |
上記はあくまでも一例で、地域や店舗、メーカーなどによって料金は異なります。制服の値段を詳細に知りたい場合は、通う中学校の制服を販売している店舗に問い合わせてみましょう。ちなみに、私立中学の制服の費用は公立中学の制服よりも高い傾向にあり、制服一式の合計で6~10万円するとも言われています。
また、男子は学ラン(詰襟)を指定している中学校もあり、学ラン一式の値段は4万5千円程度です。標準服に比べてベストやネクタイがない分、若干安い傾向にあります。ちなみに、女子でセーラー服を指定している場合は、一式でおおよそ5万円 ほどの値段になるのが一般的です。
さらに、通学靴や教材など中学校入学時に必要な物を揃えると合計で10万円程度かかると言われています。中学校の制服は、採寸と同時に注文するケースが一般的です。
制服代の支払方法は店舗によって異なりますが、「注文時に支払い(前払い)」または「制服が手元に届いてからの支払い(後払い)」です。決済方法もクレジットカードやバーコード決済、現金のみなど店舗によって異なるため、希望する決済方法がある人は購入する店舗で事前に確認しておくと良いでしょう。
学生服購入のポイント
中学生の制服はメーカーによって素材や機能性などに違いがあるほか、店舗によってアフターサービスの充実度が異なるため、制服や店舗選びに迷う方は少なくありません。中学生の制服は受注発注なので、基本的に返品や交換は難しい商品だと覚えておきましょう。ポイントを押さえて購入しないと失敗する可能性があるので、注意が必要です。
そこで、最後に学生服購入のポイントを詳しく解説します。制服の機能性や少しでもお得に購入する方法などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
制服の選び方のコツは?
中学生の制服は3年間着用することを前提に購入するため、サイズや素材、機能性などを考慮して選ぶのが基本です。
サイズに関してですが、中学生の3年間で男子は10~15cm、女子は5cm 程度身長が伸びるという統計があります。3年間の成長を見越してサイズ選びをするのが一般的であり、男子は入学時のサイズよりも2サイズ上、女子は1サイズ上を選ぶのがおすすめです。制服を採寸する際は、購入する店舗側がしっかり採寸をして適切なサイズを提示してくれます。実際に試着することも可能なため、サイズ感のほかに動きやすさなども体感して着心地もチェックしておくとよいでしょう。
素材に関しては、中学生の制服で使用する素材はウールとポリエステルが主流です。寒い冬はウールが入っていた方が暖かいためおすすめですが、型崩れがしやすく家で気軽に洗濯できない点がデメリットと言えるでしょう。
一方、ポリエステルはシワや型崩れがしにくく速乾性も高いだけでなく、洗濯機で洗える点がメリットです。洗濯機で丸洗いできる制服を選ぶとクリーニング代が不要になるため、経済的にも助かるという利点もあります。いつでも清潔な制服を着せたい場合は、丸洗いできるかどうかなど、機能性についてもあらかじめチェックしてください。
制服の機能性については、ストレッチ性や撥水加工、UVカットや耐久性の高さなどポイントがさまざま。しっかりチェックしてから購入するのが失敗しないためのコツです。
制服は何着用意する?
中学生の制服はジャケットやズボン、スカートやベストは1着用意するのが一般的です。思いのほか成長してしまいサイズアウトした場合は、その時点で再購入する人がほとんどなので、入学当時は1着のみの準備が無難です。実際に通ってみて洗い替えが必要と感じた場合は、買い足す、あるいは上級生からお下がりをいただけないか検討してみるとよいでしょう。
洗い替えが必要になる長袖シャツや半袖シャツは、2着用意することをおすすめします。ただし、最近では真夏でも長袖シャツを腕まくりして着用するお子さんも多く、半袖シャツは結局着ずに無駄にしたというご家庭もあるようです。制服の無駄買いを防ぐためにも、事前に情報収集しておきたいところです。
また、長袖シャツや半袖シャツで学校指定がない場合はネット通販の方がお得に購入できることもあります。ポイントを貯められる場合もあるので、シャツなど学校指定がないものに関してはネット通販での購入も検討してみてください。
アフターサービスは?
学生服を購入するとき意外と見落とすのが、アフターサービスです。店舗によってアフターサービスの充実度は異なるため、店舗選びの際はしっかりとチェックしておきましょう。店舗側も顧客を獲得するためにアフターサービスを充実させていることが少なくありません。
例えば、3年間サイズ補正無料、破けた箇所の補修依頼が可能など、アフターサービスとして付随している事項は多岐にわたります。特に男子は遊び盛りで制服に穴を開けてしまうこともあるため、補修してもらえるのはありがたいところではないでしょうか。
店舗選びの際はどんなアフターサービスが付いているのか比較し、検討してみてください。
まとめ
中学生の制服はいつ買うのが良いのか、採寸や購入時期、値段などについて解説してきました。制服の採寸や購入時期は1月~2月上旬が最も多く、早い場合は11月末~12月にかけて買う人もいます。ピークの時期は混雑するので、落ち着いて買いたい場合は早めに採寸を済ませ、購入するのがおすすめです。私立中学の制服購入については、入学に間に合わせるためにも合格発表の後なるべく早く購入しましょう。
制服の値段は公立中学と私立中学で異なります。支払い時期は店舗によって異なるため、確認しておきたい方は購入予定の店舗へ問い合わせてみてください。決済方法も店舗によって異なるので、希望する決済方法があるかどうかチェックしておきましょう。
制服のサイズ選びについては、男子は入学時のサイズよりも2サイズ上、女子は1サイズ上を購入するのがおすすめです。採寸の際に担当者とよく相談しながら決めるとよいでしょう。
3年間着用する中学生の制服を失敗しないで買うためにも、本記事で解説した学生服を購入する際のポイントを参考にしていただき、お子さんに最適な制服を選んでみてください。