廃校になった小学校をリノベーションし2015年に誕生した「道の駅 保田小学校」。開校から8年目の2023年10月14日、隣接する「旧町立鋸南幼稚園」を再整備した「道の駅保田小附属ようちえん」が誕生しました。
地元ファミリーにも愛される保田小附属ようちえん。どんな施設があるの?グルメは?お土産は?など、気になるあれこれを調査してきました!
公開 2024/01/13(最終更新 2024/03/25)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
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屋根付き歩道「わっか」に、遊び場やドッグラン、RVパークが誕生
「道の駅保田小附属ようちえん」は、「道の駅 保田小学校」に隣接する旧鋸南町立鋸南幼稚園の園舎を再利用して誕生しました。

右手が保田小学校、左に見えるのが附属ようちえんです。バイクの駐輪場所のそばに、2つをつなぐ屋根付き通路が開通しました。
目を引くのは附属ようちえんをぐるりと囲む「わっか」と呼ばれる屋根。雨天でもぬれずに移動できる園のシンボルです。
わっかの中心にあるのはすべり台や砂場、シーソーなどの遊具がある「みまもりひろば」。広場の桜は鋸南幼稚園時代の名残です。

わっかの周辺にはバス停やバス待合室、トイレなどが整備されています。

全面芝のドッグランも新たに設置されました。当日の申し込みで無料利用可能です。ドッグシャワーもあるので夏場も安心ですね。
開園にともない、駐車場の収容台数が82台アップ。
また車中泊専用のRVパーク2区画が新たに設置されました。
RVパークは予約制(1泊3,500円)。15Aの電源や水道が付き、道の駅 保田小学校施設内のお風呂が利用できます。
車室枠内ならテントやタープの設営が可能。屋外でのたき火・直火・花火は禁止ですが、車中泊ながらキャンプ気分も味わえます。
ちなみにRVパークはバイクも利用可能。ちょっと変わった道の駅でのキャンツーにチャレンジしてみるのも楽しいかも。
雨でも安心な室内プレイルームにコワーキングスペース
わっかに導かれるように園舎に到着。
正面の扉から園内に入ると、そこは遊戯室をリノベーションした「プレイカフェ」。
雨天でも、ふわふわした床に滑り台、ハンモックやサンドバッグなどで子どもたちが安全に、力いっぱい遊ぶことができます。

パパやママは、お子さんが遊ぶ姿を見ながらプレイカフェ併設の「ぞうさんすむーじー」でお茶を楽しむこともできます。
またプレイカフェではペット型ロボットaiboとも触れ合えます。

生き物係のスタッフさんがaiboの教育やお世話をしているのだそう。声を掛けたらお手もお座りもしてくれました!か…かわいい。
プレイカフェ隣の建物内にある「あかちゃんひろば」には、おむつ替えスペースやミルク用のお湯が完備されています。
元職員室は「まちのオフィス」としてコワーキングスペースや会議室に変身しました。

海の幸からご当地グルメ、スイーツまで充実
目いっぱい遊んだら、気になるのはやっぱりグルメやスイーツ。
保田小附属ようちえんで楽しめるフード&カフェをご紹介します。

まずは「なのはなぐみ かつ菜 保田店」。
「ミルフィーユかつ」が人気の富津「かつ菜」が、鋸南町に初出店です。

こちらでは千葉県産の銘柄豚「いも豚」のほかに、地元の魚介を使ったアジフライなどのメニューも展開。中でも私が気になったのはこちら
「鋸山スペシャルカレー」(1,364円)。保田小附属ようちえんのために作られた新メニューです。鋸山の形や地獄のぞき、ロープウェイまで再現。写真映えする新たなご当地メニューに人気急上昇の予感!
南房総と言ったら外せない、海の幸を思う存分堪能したいなら「保田食堂」へどうぞ。
こちらでは海鮮丼と黄金アジフライを中心に、房総のおいしい漁師飯を提供してくれます。

「地魚刺となめろうのぶっかけ丼」(2,178円)は4種の地魚刺身と房総漁師飯の代表「なめろう」が両方味わえるぜいたくなどんぶり。最後はお出汁をかけ、お茶漬けにしてどうぞ!

カフェで一息つきたいなら、千葉県初出展の「ベーカリー&カフェ front village diner(フロント ビレッジ ダイナー)」はいかが。
こちらでいただけるクロワッサンはなんとバター不使用。
今回「鋸山サンド」と「クロワッサンソフトクリーム」を実食してきました。

プラントベースのクロワッサンで、千葉県のブランド豚「林SPFポーク」で作った無添加ベーコンの厚切りステーキをサンド。
クロワッサンがサクサクで、バターを使っていないのが信じられない!
厚切りベーコンの食べ応えも抜群です。

「クロワッサンソフトクリーム」はお店のクロワッサンに、オーツミルクをベースに作ったオリジナルソフトをのせたスイーツ。卵も乳も使っていない、爽やかな味わいのソフトクリームです。
お土産にぴったりな限定グッズも盛りだくさん
お土産を買うならプレイカフェと同じ建物内にある「ショップ」。
保田小学校ショップ「きょなん楽市」とはまた違う、附属ようちえんオリジナル商品が購入できます。

スタッフの方におすすめのお土産を尋ねたところ、皆さん口をそろえて「牛乳せんべい!」との答え。

附属ようちえん園長のおすすめは「保田どら(ようちえんバージョン)」(540円)
幼稚園バッグに一口サイズのどら焼きが詰まっています。
黄色いバッグのどら焼きは、鋸南名産のびわを使用したびわあん。ピンクのバッグはいちごあんです。
他にもわんちゃん用のおやつやグッズ
おしゃれなエコバッグ(380円)も人気です。
地域を元気に!保田小附属ようちえんの新たなチャレンジ
鋸南町の都市交流施設拡張施設としての顔も持つ保田小附属ようちえんでは、就園前のお子さんを連れての出勤OKという画期的な取り組みを行っています。

「他にも保田小附属ようちえんでは、子育てしやすい地域づくりを目指し『房総の遊び場が欲しい』という地元の要望にも応えているんです」
と語るのは保田小附属ようちえんの大塚克也園長。

この近隣にはお子さんを遊ばせる施設が少なく、雨天時などには遠く離れた商業施設までわざわざ車で出かけている、という地域住民も多かったのだとか。
そこで保田小附属ようちえんでは天候に関係なく、安全に子どもが遊べる環境づくりや、子育て支援の一環としてお子さんを連れての出勤OKという勤務形態を取り入れたのだそう。
「旧鋸南幼稚園は、保田小附属ようちえんとして、住民にとってさまざまな交流の場を生み出す施設へと生まれ変わりました。今後は鋸南町の観光資源を生かしたさまざまなアクティビティやワークショップを展開する予定です。地域の方も他都市の方も、どうぞお気軽にご入園ください!」(大塚園長)
ファミリーはもちろん、おひとり様からわんちゃん連れまで楽しめる、皆に優しい「道の駅保田小附属ようちえん」。何度も訪れたくなる魅力あるスポットでした。
道の駅保田小附属ようちえん
住所/千葉県安房郡鋸南町保田724
開園時間/9:00~17:00
休園日/なし。年中開園
駐車場/道の駅 保田小学校共通 大型:5台 普通車:188台
RVパーク2台、臨時駐車場10台、身障者専用4台含む
アクセス/
電車の場合
新宿(東京)→千葉→保田 ※保田駅より約1.1Km 徒歩約16分
車の場合
新宿(東京)(湾岸道路)→川崎浮島JCT(アクアライン)→木更津南JCT(館山自動車道)→(富津館山道路)→鋸南保田IC ※インター信号左折してすぐ
フェリーの場合
久里浜港(東京湾フェリー約40分)→金谷港→富津金谷IC→(富津館山道路)→鋸南保田IC
電話番号/0470-50-1238
ホームページ/https://hotasho.jp/
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