市川市が所蔵する作品の高精細画像や展覧会のVR(仮想現実)がインターネットで公開されていることをご存じですか。

気軽に芸術作品を楽しめる場として市民に愛されています。

クリックすると、そこは美術館!いちかわデジタルミュージアム
バーチャル展示室

公開 2024/01/19(最終更新 2024/03/25)

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千葉県生まれの千葉県育ち(成田→佐倉→船橋と少しずつ移動)。食べること・旅行・ヨガが好き。時々ドライフラワーを製作。空を見上げてちっぽけな自分に気づくとホッとします。

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視線の動きに合わせた鑑賞ができる

2022年3月に開設された「いちかわデジタルミュージアム」には、市川市にゆかりのある芸術家26人の日本画・洋画・工芸・書など、35作品を掲載。

パソコン、スマホ、タブレットなどから鑑賞できます。

時間や場所を問わず楽しめ、アメリカ・中国など海外からもアクセスされているそうです。

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市川市収蔵作品展に展示中の小林泰山「秋」
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市川市収蔵作品展に展示中の立石春美「ニナリッチ」

サイトでは、操作に慣れない人向けに閲覧方法を説明。

マウスなどを操作して、左右へ移動、拡大・縮小し、作品全体を眺めたり、繊細な筆のタッチやキャンバスの立体感が確認できます。

針生鎮郎(はりうしずお)氏の点描画「梟(メ)」は暗闇にたたずむ梟(ふくろう)を描いた作品。

画面をズームしていくと、背景や梟の体全体の濃淡が、全て細かい点や線で描かれていることが分かります。

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針生鎮郎 「梟(メ)」

親子で市川市在住の芸術家も多いとのこと。

日本画家・立石春美氏と立石秀春氏の父子の作風の違いを味わうなど、自分なりの楽しみを見つけては。

バーチャル展示室では、全日警ホール(千葉県市川市八幡4の2の1)での収蔵作品展をVRで再現。

室内を移動しながら作品を鑑賞し、解説を読むことができるなど、展覧会の臨場感たっぷりです。

美術館を訪れたように楽しもう

他に、市川市名誉市民である洋画家・中山忠彦氏などの芸術家のインタビューや作品の制作風景を見ることができる映像アーカイブも掲載されています。

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映像アーカイブの画面

「展覧会でもここまで近づけないというほどの高精細画像を見てほしい。教育資料として、また遠方の外出が難しい人の新たな鑑賞方法としての活用が期待できます。現在の掲載作品は、市川市が所蔵するほんの一部。今後はガラス作品など立体作品の3D画像も増やしていきたい」と市の担当者。

芸術家と芸術作品に焦点を当てているのが、いちかわデジタルミュージアムの魅力の一つ。

あなたもこの美術館の扉を開けてみませんか。

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立石秀春「長崎グラバー邸の窓」
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今年生誕120周年の蓮尾辰雄「菖蒲」

問い合わせ
電話番号/047-712-8557 市川市文化国際部文化芸術課
ホームページ/https://ichikawa-digitalmuseum.com/