指先を彩るジェルネイルは、視界に入るたびにテンションを上げてくれます。でも、決して安いものではありませんよね。
「ジェルネイル、やってみたいけど高いイメージがある…」
「選ぶデザインによって値段は変わるの?」
そんなジェルネイルの値段に関する不安を解消できるように、ネイルサロンの料金体系や価格相場など丁寧に解説します!
公開 2024/02/20(最終更新 2024/03/25)

目次
ジェルネイルの相場
まず、簡単に言えば、多くの人がイメージするジェルネイルの価格相場は10,000〜20,000円くらいです。両手の爪にきれいなデザインのジェルネイルを施すと、大体これくらいはかかります。
もちろん金額設定はネイルサロンによってまったく違うので、ここで紹介する値段はあくまで目安の金額です。
ジェルネイルの値段は、選ぶデザインによっても変わります。
ジェルネイルの料金体系は、一般的に
【基本料金+ハンドケア料+加工技術料+パーツ料金+その他の料金】
となっています。
基本料金 … ジェルネイルのベースとなるワンカラー、もしくはクリアベースのみでかかる料金
ハンドケア料 … 甘皮処理・角質除去・爪磨き・爪の形を整えるなどの、ネイルの下準備にかかる料金(2,000円程度)
加工技術料 … グラデーション・フレンチ・アートなど、ネイルに施すデザインにかかる料金
パーツ料金 … ストーン・ラメ・ホログラム・テープなど、ネイルに乗せるパーツにかかる料金
その他の料金 … ジェルオフ・リペア・リフィルなどにかかる料金
こういった各メニューの組み合わせで、ジェルネイル全体の支払い金額が決定されます。どんなジェルネイルにしたいか次第で、値段は変わってくるということです。
それでは、実際にどんなデザインのネイルでどれくらいの値段になるのか、目安となる価格相場をご紹介します。
おすすめのネイルサロン
ワンカラー(ベース)
ワンカラーとは、好きなカラーを一色選んで、両手の爪10本に塗っただけの状態です。
一般的に基本料金(ベース)という扱いになり、デザインやパーツなしでも3,000〜4,000円程度の値段になります。
ワンカラーだけでジェルネイルを完了させる場合は、基本料金+ハンドケア料がかかるので、支払い金額は5,000〜6,000円くらいが目安となるでしょう。
ワンカラーでもツヤのある質感とカラーを楽しむことができますし、パーツを乗せてアクセントをつける方法もあります。
クリア(ベース)
クリアとは、カラーではなく、クリアジェルを両手の爪10本に塗った状態です。
施術内容はワンカラーの場合とほとんど変わらず、同じく基本料金(ベース)という扱いになります。
ワンカラーよりは少し安く、デザインやパーツなしで2,000〜3,000円程度の値段に設定されていることが多いです。
クリアジェルだけでジェルネイルを完了させる場合は、基本料金+ハンドケア料で、支払い金額は4,000〜5,000円くらいが目安となるでしょう。
学校や仕事の都合で派手なネイルはできない人でも、クリアジェルだけなら自然にツヤが出せて目立ちにくいかもしれません。
カラーグラデーション
カラーグラデーションは、好きなカラーを選んで、ベースの上にグラデーションをつけて塗るデザインのことです。色の組み合わせや変化のつけ方次第で、多彩な表現を楽しむことができます。
カラーグラデーションの値段は加工技術料にあたり、3,000円程度が価格相場となっています。
この金額に基本料金(ベース)+ハンドケア料が加わるので、支払い金額は7,000〜9,000円くらいになるでしょう。
パーツを乗せたい場合は、さらにパーツ料金が加算されます。
ネイルに美しいデザインを施す工程は、ネイリストの専門技術が光る部分です。一般的に複雑なデザインほど高額になり、お店によって価格設定に大きな差があります。
ラメグラデーション
ラメグラデーションは、ベースの上に爪の先からラメ入りのジェルを重ねてグラデーションにするデザインのことです。
指先がキラキラと輝き、爪が伸びても見た目が崩れにくいので人気の定番デザインです。
ラメグラデーションの値段は加工技術料にあたり、2,000〜3,000円程度が価格相場となっています。
お店によって値段は違いますが、カラーグラデーションより安くできることもあるデザインです。
この金額に基本料金(ベース)+ハンドケア料が加わるので、支払い金額は6,000〜9,000円くらいになるでしょう。
パーツを乗せたい場合は、さらにパーツ料金が加算されます。
フレンチ
フレンチとは、爪の先端だけにカラーを塗るデザインのことを言います。
最も定番のフレンチネイルは、ベースをピンク・ベージュ・クリアなどナチュラルな色にして、先端にだけホワイトを塗るデザインです。
境目を曖昧にして色を変化させていくグラデーションと違って、フレンチはくっきり塗り分けるデザインになります。
色の組み合わせを変えたり、カラーを入れる場所を変えたりした、逆フレンチ・変形フレンチなど様々なバリエーションがあります。
フレンチの値段も加工技術料にあたり、3,000円程度が価格相場となっています。
この金額に基本料金(ベース)+ハンドケア料が加わるので、支払い金額は7,000〜9,000円くらいになるでしょう。
パーツを乗せたい場合は、さらにパーツ料金が加算されます。
ストーン
ストーンとは、ジェルネイルのアクセントとして仕上げに乗せるパーツのことです。スワロフスキー、アクリル・ガラス、パール、ブリオンなどの種類があります。
ストーンの値段はパーツ料金にあたり、種類によって価格は大きく違いますが、1個100円程度が目安となります。
基本的に、パーツ料金は乗せた数の分だけ料金が加算されていきます。ネイルサロンによっては、一定数を超えると割引になったり、乗せ放題のサービスがあることも。
基本料金(ベース)+ハンドケア料+加工技術料に、パーツ料金が加算されます。
なぜお店によって値段が違うの?
ネイルサロンの料金体系は大体どこも同じだと思いますが、各メニューの価格設定はお店によってかなり違います。
素敵なネイルが安くできたら嬉しいけれど、安さの理由は何だろう?と逆に不安にもなってしまいますよね。
また、値段は高くても、納得できるだけの理由があるネイルサロンも当然あります。
お店によって値段に差が出てくる理由の一例を解説します。
サービスや設備の違い
まず、値段の違いは、サービスや設備の違いが理由になっている場合があります。たとえば東京のネイルサロンは値段が高く、地方なら比較的値段が低くなっている傾向があります。
その理由のひとつは、土地代や店舗の賃料が東京と地方では大きく異なるためです。立地や店内設備・インテリアなど、店舗そのものにかかるお金が施術料金に反映されている場合があります。
そのほかには、次のような、提供されているサービスの違いもあるでしょう。
・ネイルに不具合があった場合の保証サービスや割引システムの有無
・施術中のドリンク提供サービスの有無
・おしぼりやホットタオルのサービスの有無
・ハンド・フットマッサージやフットバスの有無
ジェルやパーツの違い
お店によって値段が違う理由は、材料代が原因の場合もあります。仕入れているジェルの品質、パーツなどによって、ネイル自体の原材料費が大きく変わるためです。
ネイルの品質にこだわりのあるお店は、サロンのホームページやSNSを見ればわかることもあります。
技術の違い
ネイルサロンによって最も価格設定に大きな幅があるのは、加工技術料の部分です。加工技術料が高いのは、やはり、その値段を設定するだけの技術があるという自信の表れかもしれません。
ネイリストの経験や技術によって、できるデザインの種類や、完成度は大きく変わってきます。シンプルな定番デザインならできるけれど、複雑なアートはできないというお店もあります。
たとえば在籍しているネイリストが技能検定の資格を持っているかどうかは、一定の判断基準になるでしょう。
デザインや仕上がりにこだわりがある人や、特別な日のネイルを頼みたい人は、やはり技術の高いネイリストが在籍しているネイルサロンを選んだ方が満足度が高くなると思います。
値段を抑えつつジェルネイルを楽しもう!
最近はセルフでも簡単にジェルネイルが楽しめますが、やはりプロの施術は仕上がりがまったく違います。
また、お店ではきちんとジェルオフして、自爪の状態を見て必要なケアを提案してもらえるので、継続してジェルネイルを楽しみたい人ほどメリットが大きいと言えます。
たとえば凝ったデザインではなくワンカラーでも、季節に合った色を選んだり、少しだけパーツを乗せたりしておしゃれに仕上げることはできます。
時には選ぶメニューを変えて、費用を抑えながらジェルネイルを楽しむのも賢い方法ですね。