毎回多くの観客が楽しむ「シティオペラ」、今回はオペレッタの最高傑作とうたわれる「こうもり」を演じます。
公開 2024/02/15(最終更新 2024/03/25)

ボノ
横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!
記事一覧へ3回の公演中止を経て待望の上演
実はシティオペラちばの「こうもり」は、台風の直撃や新型コロナウイルス感染症の流行を受け、過去3回も中止に見舞われた演目。
昨年・一昨年には別演目での上演がかなったため、団員から今年こそ練習を重ねてきた「こうもり」をやりたいという要望が上がり、実現しました。
「こうもり」は、有名な「美しく青きドナウ」の作者、ヨハン・シュトラウス2世が作者。
「ワルツの王」と称され多くのワルツを作ったヨハン・シュトラウス2世が、妻に勧められて初めて手がけたオペレッタが「こうもり」。
初演では大喝采を浴び、人気作品となりました。
2幕目に大みそかの舞踏会の場面があるので、現在もドイツでは年末年始に公演されるのが定番です。
笑いがあふれる喜歌劇を楽しんで

オペレッタは「喜歌劇」とも訳されるため、本作も観客はいろいろな場面で大いに笑わされます。
出演者が他の人物になりすましたり、仮装したりするので筋が込み入っていますが、全編優美で軽快なウインナ・ワルツで彩られ、メロディーを楽しんで笑っているうちに大団円となります。
またこの作品では必ず「劇中劇」が演じられます。
これは本編とは全く関係のない、別作品のアリアを歌ったり、バレエが披露されたり。
今回は何が演じられるでしょうか?
また、タイトルが「こうもり」という理由も最後に分かります。
シティオペラちばでは歌詞を日本語で歌い、その上、字幕やナレーションも付き内容が分かりやすいので、初めてでも安心して鑑賞できます。
団員は30〜80代、音大出身の人もいますが、ほとんどは歌うことが大好きな人たち。
指揮者で総監督の小玉保陽(やすはる)氏、演出家で出演もする米本麻紀子氏の楽しくも的確な指導の下、練習を重ねてきました。
団員も上演をとても楽しみにしています。
伴奏は毎年大好評の栁澤(やなぎさわ)光彦氏のピアノで、華麗な演奏を楽しみに来る観客も多いそうです。
美しく楽しい舞台に酔いしれてみてはいかが。

日時/3月2日(土)
正午開場、午後0時半開演
場所/千葉市美浜文化ホール
住所/千葉県千葉市美浜区真砂5-15-2
料金/1,000円(全席自由)
主催/シティオペラちば
後援/千葉市音楽協会・千葉市
問い合わせ・申し込み
電話番号/043-270-5619
千葉市美浜文化ホール
電話番号/043-237-1911
千葉市若葉文化ホール
※チケットは公演3日前までの販売