2005年に結成、千葉を拠点に国内外で活動している女性6人の和太鼓グループ「USAGI」。

映画出演や、各地での奉納演奏、和太鼓道場での指導など、あふれる太鼓パワーを取材してきました。

公開 2024/03/22(最終更新 2024/03/18)

編集部 ゆりか

編集部 ゆりか

編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。

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楽譜を使わず口伝承で練習

【鎌ケ谷市】【船橋市】迫力満点!本能を揺さぶる響き 和太鼓パフォーマー USÄGI
USAGIメンバーによる和太鼓演奏

もともと太鼓を習っていたメンバーが「自分たちの和太鼓を作り出したい」という思いから結成。

男性メインの和太鼓チームが多い中、女性らしい華やかで躍動的な舞を生かしたパフォーマンスで、和太鼓演奏を独自のスタイルへと昇華させました。

リーダーの下田さん

楽曲は全てリーダーの下田博子さんが作曲。

演奏で使う締太鼓(しめだいこ)や長胴太鼓(ながどうだいこ)など、数種類の太鼓のそれぞれのリズムを頭の中で組み合わせ、5〜7分の曲を作るというから驚きです。

それを楽譜ではなく、口伝承でメンバーに伝え、実際に打ちながら作り上げていくそう。

腕の動きがメインと思われがちな太鼓演奏ですが、実際には重心移動や足の動きを合わせ、全身を連動させて打ち鳴らします。

クオリティーの高いパフォーマンスを生むために、撥(ばち)を振り下ろした後の手の動きや目線の使い方まで細かく合わせるというこだわりようです。

初めてでも打てば鳴るシンプルな楽器

【鎌ケ谷市】【船橋市】迫力満点!本能を揺さぶる響き 和太鼓パフォーマー USÄGI
道場で練習している様子

USAGIが主宰する和太鼓道場「UCL」は鎌ケ谷市や船橋市を中心に活動しています。

3〜70代まで幅広い世代が練習に参加。

音を出すのに時間がかかる楽器も多いですが、初めて来ても音が出せ、打てば鳴るのが太鼓の良いところ。

道場参加者も一緒にイベントに出ることが多く、参加者の小学生は「イベントに出ると達成感があり、気持ちいい」と話してくれました。

手の動きも細かく合わせる

USAGIのメンバーである菊地由美子さんは「太鼓は木を切ってくりぬいて、動物の皮を張った楽器。気持ちを込めて打つことで、音だけじゃなく体全体に感じるものがある。一音が全て」と和太鼓の魅力を語ります。

和太鼓の音は胎児がお母さんのおなかの中で聞く心臓の音に近いそう。

日本人の心に響く音であり、その音は体にずっしり響く大迫力で、すっかり和太鼓の世界に引き込まれました。

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Instagram/@usagi_wadaiko