現代では、中学受験や高校受験などをきっかけに塾に通う子どもが多くなりました。将来的に塾に通わせたいとお考えの保護者の方は多いですが、いつから始めるべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。今回は、塾選びの際に知っておきたい「子どもが塾に通うようになったきっかけ」、「塾の種類」、「塾選びのコツ」について詳しくご紹介します。お子さんを塾に通わせるべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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公開 2022/11/28(最終更新 2025/09/11)

編集部

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塾に通わせたきっかけは家庭によりさまざま

子どもが塾に通うようになったきっかけは、家庭により異なります。学習習慣を身に着けるための1つの方法として塾を利用する方もいれば、受験対策として利用している方も少なくありません。

学校によっては学校の授業についていけていないのではないかと、我が子を心配して塾に通わせる方もいるでしょう。テストの点数が悪いのをきっかけに塾に入るケースもあります。

いずれにせよ塾に入るために特別な理由は必要ありません。お子さんの成長や目的に合わせて、各家庭で塾に通わせるタイミングを検討してください。

塾に通わせはじめた平均年齢

塾に通わせはじめた平均年齢

就学前に塾に通う子どもいますが、多くの家庭では小学校のうちに塾へ通わせています。小学生の入塾時期は1〜2年生が多く、平均年齢としては6〜8歳が目安です。

小学生になると、学年が上がるごとに友達と過ごす時間が増えていきます。放課後に友達と遊んだり、他に興味のある習い事をはじめたりする子どもが多いので、どうしても勉強は後回しにしがちです。

小学校1〜2年生など年齢が低いうちに塾に通わせることで、無理なく学習習慣を身に着けられるメリットがあります。塾に通わせるタイミングとしてはベストだと言えるでしょう。

小学生の通塾割合

小学校1~6年生のすべてにおいて、塾に通っている割合は全体の80%前後です。塾に通いはじめた時期は、小学校1~2年生が全体の2割を超えており、小学校3~4年生で2割近くと大差はありません。

中学受験をする場合、受験対策カリキュラムは小学校4年生から始まるため、低学年のうちに塾に通わせるケースが多いでしょう。中学受験を検討していない場合でも、小学校低学年のうちに「塾に通いたい」と子どもが自ら希望して入塾するケースも少なくありません。

中学校入学に向けて早めに学習習慣を身に着けておきたいなら、低学年のうちに塾に通わせてあげてはいかがでしょうか。

中学生の通塾割合

中学生で塾に通っているのは、全学年とも全体の40%前後です。中学生の場合、1年生のうちに塾に通い始めるケースが多い傾向にあります。

中学生になると学習内容が濃くなることから、予習や復習などの自主学習が大切。しかし、部活動や放課後活動などに忙しく、どうしても勉強を後回しにしてしまうケースも多いのが現状です。

中学生は高校受験を控えているため、保護者の方が塾に通うよう勧めるケースも少なくありません。1人では勉強をしないお子さんでも塾であれば勉強が捗るといった声も多いので、塾に通うきっかけとして提案してみてはいかがでしょうか。

塾の種類について

塾の種類には、大きく分けて「集団指導」と「個別指導」の2つがあります。どちらもメリットやデメリットがあるので、お子さんに合った学習スタイルを見極めることが大切です。

また、塾の選ぶ際は大手学習塾の知名度から検討する方も多いですが、大切なのはお子さんとの相性。個人経営の学習塾でも成績を伸ばしているケースも多いので、知名度や認知度だけで塾を選ぶのは控えた方が賢明です。

ここからは、集団指導と個別指導のそれぞれの学習スタイルをご紹介しますので、塾選びの参考にしてください。

集団指導

集団指導

集団指導は学校と同じく、複数人の生徒が1人の先生の授業を受ける学習スタイルです。各学習塾で決まったカリキュラムで授業が進められるため、学校の時間割と同じ感覚で授業に臨めます。

同じように勉強する仲間がいるので、他の子どもたちと切磋琢磨しながら学習に取り組めるのが集団塾の大きなメリットです。周りが一生懸命勉強している姿を見てモチベーションがアップするお子さんの場合、集団指導が向いていると言えるでしょう。

一方、周りの雰囲気に流されやすい場合、集団指導は不向きかもしれません。集団指導は先生が1人しかいないので、わからないことを積極的に質問できないとカリキュラムの学習内容についていけない可能性があります。

集団指導の塾に通わせたい方は、お子さんの性格と学習スタイルが合っているかどうかじっくり考えてみてください。

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個別指導

個別指導

個別指導は1対1で授業を行う場合もあれば、先生1人につき2~4人の生徒に指導を行う場合があります。小人数で行う学習スタイルのため、その都度わからない箇所を質問しやすく、個々に合ったペースや学習方法で指導してもらえるのが魅力です。

個別指導塾は小人数で学習をする場合も、ほとんどの場合席が区切られています。そのため、周りの目を気にせず勉強できるので、お子さんも学習に集中できるでしょう。

個々のペースで学習を進めていくのは個別指導のメリットですが、競争心が湧きにくい点はデメリットになり得ます。客観的に自分の学習レベルを把握できないので、どの程度学習が進んでいるのかわかりにくいと感じるかもしれません。

個別指導はマイペースに勉強したい子に向いている学習スタイルなので、お子さんに合った学習スタイルかどうかチェックしてみてください。

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子どもに合った塾選びのコツ

ここからは、塾を選ぶ際に重要な3つのポイントについて見ていきましょう。お子さんが無理なく通える塾を探すためにも、ぜひチェックしてみてください。

教室までの通いやすさ

塾は定期的に通うため、自宅や学校から近い場所で探すことをおすすめします。塾の場所が遠いと、行くまでに疲れてしまったり億劫になってしまったりするので、お子さんが塾に行くのを嫌がる可能性があるので注意しなければなりません。

保護者の方が送り迎えする場合も、自宅から近い方が往復にかかる時間を短縮できるので、家事やきょうだいの予定が組みやすくなります。

また、個別指導でも自宅や学校から近い塾を選べば、近所の友達と一緒になる可能性があります。友達や知り合いがいるとお子さんも塾に通うのが楽しくなるかもしれません。

近所で条件の合う塾を見つけたいばあいには、通いやすいかどうかをしっかりチェックしてから入塾することが大切です。

月謝・費用

通塾費用の相場は、月謝で換算すると9,000~17,000円程度です。地域や塾の種類によっても異なりますが、決して安い費用ではないので家計と照らし合わせて決める必要があるでしょう。

通塾で家計が圧迫されたり支払いが困難になって塾を辞めたりしては本末転倒ですので、金銭的に無理のない範囲で続けられる塾を選ぶことが大切です。また、夏期講習や冬期講習は別途費用がかかるため、参加を検討している方は月謝以外の費用も合わせて確認してください。

また、塾で使用する教材は最初に揃えなければなりません。入会金に教材費が含まれているかどうかについてもしっかりチェックし、予定外の出費にならないよう準備しておきましょう。

雰囲気・相性

通う塾とお子さんの相性を確かめることも重要です。無料見学などに参加しながら、まずはお子さんと一緒に塾の雰囲気をチェックしてください。

どんな先生がいるのか、生徒はどのように勉強に取り組んでいるのかなどをチェックし、お子さんの不安要素を明確にすることが大切です。ただし、塾に通うのはお子さん自身なので、保護者の方の意見だけで塾を決めるわけにはいきません。

お子さんの意見も尊重しながら、根気よく相性の良さそうな塾を探すことが大切です。勉強や塾に苦手意識を感じさせないためも、親子でじっくり話し合いながら塾を選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

塾はお子さんとの相性を第一に考えて選ぶことが大切です。意欲的に学習に取り組んでもらうためにも、本人が納得して入塾することを優先しましょう。また、家計の負担も考慮し、無理なく続けられる月謝であるかどうかも検討する必要があります。

集団指導と個別指導では学習スタイルが異なるため、お子さんの性格と照らし合わせながらどちらを選択するか決めるのが賢明です。今が塾に通うタイミングだと感じている方は、複数の塾を比較しながら選んでいくことをおすすめします。

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