シュロの木がそびえるゲートを抜けると、噴水や流水、池を配して全景が望める高低差のある庭園へ。

車椅子やベビーカーでも気軽に四季の花々や希少植物が堪能できます。

公開 2024/04/01(最終更新 2024/03/28)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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クリスマスローズの穴場

バラは、名花・名品種と呼ばれるものから、原種や歴史的価値がある品種などがありますが、現在は春秋の最盛期に備えた準備期間。

谷津バラ園を再発見!【習志野市】
6月ごろのバラの最盛期

一方、この時季にしか見られないクリスマスローズは「冬の貴婦人」とも呼ばれ、一重咲きや八重咲きなど多種多様な花が長期間楽しめます。

谷津バラ園を再発見!【習志野市】
クリスマスローズ

つるバラを誘引した長さ50mのバラの大アーチ沿いでは、立ったまま観賞撮影できるお薦めスポット。

4月下旬ごろから芳香を放つバンマツリの薄紫や白い花にも圧倒されます。

中学生以下無料、65歳以上格安で春満喫

正面噴水前ではご当地キャラ「ナラシド♪」の植栽がお出迎え。

両脇の色鮮やかなビオラなどの寄せ植えや多彩な西洋スイセンが随所に咲きそろっています。

谷津バラ園を再発見!【習志野市】
西洋スイセン

また息を飲むほど華やかな西洋シャクナゲが低木の王にふさわしい大輪で咲き誇ります。

池付近では、しだれ桜のほか珍しいギョイコウ桜、ウコン桜、白いハンカチがヒラヒラと風に揺れるようなハンカチの木などは必見。

谷津バラ園を再発見!【習志野市】
ハンカチの木

世界的にも貴重なニュートンが万有引力を発見するきっかけとなったリンゴの木の子孫もあります。

2億万年前から現存する世界最古の種子植物ジュラシックツリーなどの希少植物も子どもたちの生きた学習にぴったり。

旬のバラ以外にもジャカランタ、大賀ハス、アザレア椿、皇帝ダリア、ヒマラヤ桜など、まるで秘密の花園気分に。

四季折々に花と緑と水が織りなす魅惑の庭園で、目に焼きつく感動と体験をご家族そろって味わってみては。(取材・執筆/冬扇)

谷津バラ園を再発見!【習志野市】
谷津バラ園(11月ごろの様子)

住所/千葉県習志野市谷津3-1-14
入園料/高校生以上100円、65歳以上50円、中学生以下は無料
開園時間/午前9時~午後5時
(開園時間と入園料は3・4月のもの。時期によって異なるためホームページ参照)
休園日/月曜(祝日の場合は翌日)
電話番号/047-453-3772
ホームページ/http://www.yatsu-rosegarden.jp/
※ぺットは、中型犬までの犬猫に限定。必ずぺット用キャリーバッグやカートに入れてください。
※気候変動により開花時期や咲き方が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。