子ども4人を抱える現役ママが、自分の居場所を作りたいと託児付きのカフェを開業しました。

桜並木の住宅街にそっとたたずむAva’s Cafe(エバズカフェ)は、「がんばるママと子どものじぶんじかんカフェ」。

オーナーのアリシアさんに話を聞きました。

公開 2024/04/29(最終更新 2024/04/24)

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60才直前にて、サラリーマン生活を卒業。今まで、ぼんやり夢見ていたことや、新しく興味を持ったことにもどんどん挑戦し、第2の人生を思いっきり満喫中の少年の心を持つ普通の親父です。

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子どもを連れて行ける場所がなかった

アンティのいる「子離れカフェ」
わが子を抱くオーナーのアリシアさん(右)と、すみか店長

アリシアさんは、4人の子どもの子育てに奮闘する現役ママ。

四六時中子どもが一緒で自分の時間が持てず、ストレスはたまる一方。

外へ行くにも、ベビーカーと子ども連れでは落ち着ける場所もありませんでした。

そこで「育児を協力し合って、自分の時間と自分の居場所をつくらない?」と、同じ境遇のすみかさんを誘って立ち上げたのがエバズカフェです。

そして「何人預かっても一緒だね」と一般向けに開業すると、託児付きの居場所のニーズは予想以上。

2023年5月のオープン以来、遠方から足を運ぶ常連の親子も増えています。

アンティのいる「子離れカフェ」
託児部屋で子どもと遊ぶスタッフのゆーみんさん

アンティがいる「子離れカフェ」

店内は裸足で遊べる床に、包み込んでくれる椅子や、昼寝もできるソファがゆったりと置かれ、子どもが走り回っても大丈夫。

託児部屋では保育資格を持つスタッフが相手をします(託児料金は別途)。

子どもの声や姿が見える距離で見守りながら、ランチやコーヒーをゆっくり味わう「じぶんじかん」が過ごせる「子離れカフェ」。

グループで過ごせる個室やコワーキングスペースもあります。

「ここには、たくさんのアンティ(誰の子でも隔たりなく愛してくれる近所のおばさん)がいます。子どもは私たちアンティに任せて、妻でもママでもない自分の時間を楽しんでほしい」。

今後は、育児パパ向けのイベントも検討中です。

アンティのいる「子離れカフェ」
店内で赤ちゃんを抱っこするスタッフのみかさん

お互いに助け合える大きな家族のように

アンティのいる「子離れカフェ」
夢を語るアリシアさん

「ここに来てくれるみんながお互いを助け合い、江戸時代の長屋みたいに一つの大きな家族のような世界を築くことが夢です」とアリシアさん。

また「ママたちには、いつもの育児や家事が立派な仕事だと認識して、自信を持ってもらいたい」とも。

初めはパートだった新店長のすみかさんは、まさにモデルケース。

すみかさんは、かつて「私は専業主婦だから何もできない」と言っていたそうですが、今では「夫の前で『どや顔』で家事をしています」と笑って話してくれました。

柏市 アンティのいる「子離れカフェ」
じぶんじかんを楽しむママたち

Ava’s Cafe(エバズカフェ)
住所/千葉県柏市常盤台1の15
営業時間/10:30~15:00(水・木曜日はモーニング9:00~15:00)
定休日/月曜日
電話番号/04-2000-2255
Instagram/@avas_cafe_official