イワヤ株式会社は、動く動物のおもちゃを作り続けて101年続く老舗企業です。
2020年6月に松戸市に移転しました。
公開 2024/05/13(最終更新 2024/05/09)

koji
柏市在住。四季折々の季節の良さを探し歩いたり、地域の歴史的な名所・史跡を訪れたりするのが好きです。地域活動をいくつかやっています。農園を借りて野菜や花を育てています。Instagram/@koji_koji_39
記事一覧へ大震災にも諦めなかった「笑顔」への思い

創業者の岩谷慶吉さんが、前身となる「岩谷ぜんまい玩具製作所」を立ち上げたのは1923年の5月。
しかし、直後9月に起こった関東大震災で工場は壊れ、おもちゃ作りを断念しそうになりました。
でも、「おもちゃが欲しい」「子どもにおもちゃを与えたい」という声に心を打たれ、再びおもちゃ作りを始めました。
その後もさまざまな苦難を乗り越え、2023年に100周年を迎えました。

「動く動物玩具」へのこだわり
イワヤでは「動く動物玩具憲章」として[1]KAWAII(カワイイ)動物デザインの追求[2]愛らしい動きの創造[3]世代を超える共感と楽しさを生み出すことの3つを基におもちゃ作りをしています。
中でもKAWAIIには、K(家族に)A(愛され)W(ワクワク)A(遊べて)I(癒やされる)I(イワヤのおもちゃ)という特別な意味が込められています。
社員は普段から動物の愛らしい動きをスケッチに描いたり、時には動物園に通い詰めたりすることも。
そして動きにこだわると同時に、安全性を重視して研究を重ねます。
そうして生まれたおもちゃは、世代も国境も超えて喜ばれていて、20年以上前からは高齢者の介護用としても購入されています。


夢は「新しいブーム」を作ること!
「100周年を機に歴史年表を作ってみて、『ぶれずに動く動物にこだわってきたな』と改めて思いました。きっとこれが、わが社が100年続いた源でしょうね」と語る社長の東山誠さん。

「これからも、家族の会話を育み、思い出が心に残るおもちゃを作っていきます。そして、新しいブームを起こすようなおもちゃも作りたいです」
同社が東京都足立区から松戸市に移転したのは、コロナ禍の2020年6月。
「これからは地域のイベントや児童施設、高齢者施設などにも積極的に顔を出し、交流を深めていきたい」と話しました。


イワヤ株式会社
住所/千葉県松戸市松戸新田65-5
電話番号/047‐702-3180
X(旧Twitter)/@Iwayacorp1923
イワヤ100周年スペシャルサイト/https://www.iwaya.co.jp/iwaya_100th_anniversary.html