室内で植物を楽しむインドアグリーン。効果的に取り入れればメリットもいろいろ!
教えてくれたのは…
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公開 2024/05/30(最終更新 2024/05/27)

直感を大切に選ぶのがポイント
ここ数年、インテリアとして観葉植物を取り入れる人が増えています。その魅力を北澤さんに尋ねると、「部屋の中という生活スペースで、身近に緑を感じられることが第一です」と教えてくれました。
枝を伸ばしたり新芽をつけたりと生命力にあふれるグリーン。そんな姿を見て気持ちが和らいだという経験は誰にでもあるのでは。
視界に占める緑の割合(緑視率)が高まるほど、人は安らぎを感じやすくなるといわれ、特に緑視率が10〜15%の環境下では集中力がアップ。さらに、室内の空気清浄や調湿といった効果も期待できます。グリーンは見た目・機能ともに居心地の良い空間作りに欠かせないアイテムといえるでしょう。
とはいえ、ビギナーは何を選べばいいのか分からないもの。「植物によって育ちやすい環境はさまざま。水やりの頻度が少ないなど手間のかからない植物もあります」と北澤さん。しかし、「難しく考えず、直感でビビッと来た植物を選ぶのが個人的にはおすすめです」。
自分が気に入った植物なら愛着も湧き、お手入れにも精が出ます。愛情を注ぐことですくすくと育つ姿を見られるのも、インドアグリーンの楽しみの一つです。
お手入れのコツ
水やりの頻度

水やりのタイミングは表面の土の乾き具合が一つの目安。自生地が湿地帯か乾燥帯かによっても変わるので、購入時にスタッフに確認を。霧吹きで葉の裏表に水を吹きかける「葉水」を1日1回は行うこと。
虫が心配なら

室内に土を持ち込むと虫の発生が心配という人も。実は土から湧くのではなく、外部からの侵入が原因。土の表面を麻布などで覆うこと(マルチング)で予防を。
空気の循環も忘れずに

元気に育つためには風通しも重要。気候の良い日は窓を開けて換気したり、サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させたりしましょう。風が直接当たらないよう注意。
自然光が入る場所がベスト

植物の光合成には光が不可欠。室内なら「自然光が差し込む窓辺」が理想の置き場所。ただし、植物は生育環境に順応する力もあるので様子を見ながら置き場所を決めるのも手。