人形と一緒に笑顔を届ける「ろごす腹話術研究会」。小学校や幼稚園、児童館や学童保育、自治会、そして老人ホームの慰問など、半世紀にわたって活躍するボランティア団体です。

公開 2024/06/07(最終更新 2024/06/05)

koji

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柏市在住。四季折々の季節の良さを探し歩いたり、地域の歴史的な名所・史跡を訪れたりするのが好きです。地域活動をいくつかやっています。農園を借りて野菜や花を育てています。Instagram/@koji_koji_39

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指導者の春風マルタさんは「まだ90歳」

「ろごす腹話術創始者の春風イチロー師匠から指導を受け、かれこれ50年にわたり活動しています」と語るのは、松戸支部指導者の春風マルタさん。

5月で卒寿を迎えましたが、「まだ90歳よ!」と元気はつらつ。

「春風」は同団体における師匠の称号です。

「お声がかかればどこへでも行かせていただきす」と話すのは春風サラさん。

メンバーの住まいは流山、船橋、八千代、印西などさまざまで、活動エリアも広範囲。

「ろごす腹話術研究会」児童館のハロウィンイベントに出演
児童館のハロウィンイベントに出演も

イベント出演や慰問の依頼は随時受け付けています。

人形だからこそ伝えられることがある

術者と楽しく会話をする人形が、だんだん本当の人間の子どものように見えてくる不思議さと面白さが腹話術の魅力。

では演じる側はと尋ねると、「直接『私』が話しても伝わらないことを、お人形さんがさらっと伝えて相手が納得してくれる時、お人形さんの不思議な力を感じます。術者も観客も楽しいのが腹話術の魅力です」とサラさん。

「ろごす腹話術研究会」練習で腹話術を披露する春風サラさん
練習で腹話術を披露する春風サラさん

1日6分の自主練で「心と技の腹話術」を

会のモットーは「心と技の腹話術」。

集合練習は月1回、流山市民活動推進センター(流山市中110番地/生涯学習センター内)で行い、メンバーには1日6分の自主練習を推奨しています。

「ろごす腹話術研究会」松戸支部のメンバー
松戸支部のメンバー

人形の声と自分の声それぞれの発声練習と、自分の口を動かさず人形の声で話しながら人形の口や目を動かす練習。

高度な技術のようですが「練習すれば基本は誰でも身に付きます」とのこと。

会にはこの4月、83歳の初心者の女性が入会。

娘さんによると「新しいことに挑戦できて、母がうれしそう」と楽しんでいる様子で、サラさんは「仲間が増えて刺激になります。若い人たちにも興味を持ってもらえたら」と話しています。

※問い合わせ
電話番号/080-5046-7808
メールアドレス/chokobo114@yahoo.co.jp
        春風サラ(柏倉)