鎌ケ谷市が「核兵器の廃絶と軍縮を訴え、世界の恒久平和を実現することを決意する」と非核平和都市宣言をしてから今年で40周年。

さあ、この夏、さまざまなイベントが始まります。

鎌ケ谷市平和と文化のつどい

公開 2024/06/27(最終更新 2024/06/24)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。

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現在、日本の自治体の93%以上が行っている非核平和都市宣言

1984年、鎌ケ谷市は千葉県で3番目に非核平和都市宣言をしました。

2010年には県内の全自治体が宣言、全国でも現在全自治体の約93%が宣言しています。

宣言した各地で平和事業が行われ、鎌ケ谷市でも、市や市民が展示や映画上映などを実施してきました。

今年も、非核平和都市宣言40周年記念として実行委員会を結成。

市役所や教育委員会などの後援を受け、7月から8月に向けて音楽、体験談、展示、講演会など、さまざまなイベントが開催されます。

鎌ケ谷市平和と文化のつどい
6日のステージに登場する合唱団「ハミングバード」の皆さん

7月6日には記憶の継承と平和の歌

7月6日には、丸木俊さんの絵本『ひろしまのピカ』の原画スライドの投映と、俳優・岡崎弥保さんの朗読、三田政明さんの解説で、原爆の怖さを伝えます。

また、自身の被爆体験を腹話術で人形のあっちゃんと国内外で語ってきた小谷孝子さんも登場。

ソプラノ歌手・河内夏美さんの指導で結成20周年を迎えた鎌ケ谷の合唱団「ハミングバード」の歌声を楽しみつつ、平和の大切さが子どもにもやさしく届くステージとなりそうです。

鎌ケ谷市平和のつどい
『ひろしまのピカ』朗読(岡崎弥保さん)
鎌ケ谷市平和と文化のつどい
小谷孝子さんとあっちゃん
鎌ケ谷市平和と文化のつどい
「ハミングバード」によるステージ

7月20日には「平和への音楽コンサート」、8月2日〜14日には市主催の「原爆と人間」パネル展示などに合わせ「原爆の絵」展を市役所1階ホールで実施します。

8月24日には、ノーベル平和賞を受賞した「 ICAN」(核兵器廃絶国際キャンペーン)で活躍した川崎哲さんが登壇。

前述の小谷さんなど170人以上の被爆者の声を「ヒバクシャ地球一周証言の航海」で10年かけて世界に届け、被爆者や世界の人々の悲願の「核兵器禁止条約」の成立を実現した話などが聞けます。

平和と文化のつどい
日時/7月6日(土)午後1時半開演(午後1時開場)
場所/鎌ケ谷市総合福祉保健センター6階大会議室
  (新鎌ケ谷2-6-1、市役所裏)
参加/入場無料、予約不要
問い合わせ/TEL 090(1666)8100 瀧口
記念行事の詳細情報はこちらから
※同ページ内で「鎌ケ谷市の非核平和都市宣言」全文も読むことができます