四街道市に4月、女性防火クラブが発足しました。これまで市内一部地域で防火指導員はいましたが、市内全域から参加できるように。意欲あふれる24人が初代メンバーとしてスタートを切りました。

公開 2024/07/20(最終更新 2024/07/16)

ソバ

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大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。

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地域貢献に意欲的 小中高生も加盟

女性防火クラブは火災予防の知識の習得や、地域における防火意識の高揚などを目的に活動するボランティア団体です。

4月には24人が入会し、このうち9人は防火指導員の経験者で、15人は新人です。

年齢に制限はなく小中学生各1人、高校生2人も入会しています。

5月18日に第1回会議が市消防本部で行われ、会長の選出や規約の確認、今後の活動予定の説明がありました。

四街道市消防本部「女性防火クラブ」発足!小中高生の参加も
女性防火クラブの第1回会議

その後、同市みそらにある旭分署に移動し、特別救助隊の訓練を視察。

はしごやロープを登ったり、要救助者を救助したりする様子を熱心に見学しました。

四街道市消防本部「女性防火クラブ」発足!小中高生の参加も
ロープを登る訓練

6月から研修が始まり、応急手当や消火器の取り扱い、人工呼吸などの救命活動を学んでいます。

会員から意気込みなど聞きました。

「ちゃんと食べて、寝るという当たり前の生活が自らの身を守る防災になる、と思っています。活動を通じてこの思いを伝えたい」と防火指導員のリーダーだった黒肱博子さん。

初めての活動となる女性は「自宅で火事の経験があり、夫は救急車で搬送されたこともあるので、お返しとして何か貢献したいと参加しました」と語ります。

高校2年生の女子生徒も「防災についての正しい知識を知りたいと思っていました」と積極的です。

四街道市消防本部「女性防火クラブ」発足!小中高生の参加も
特別救助隊の訓練を視察した女性防火クラブのメンバー

火災の予防知識を身に付け地域貢献

女性防火クラブの主な活動は以下の通りです。

(1)消火器の取り扱いなど防火に役立つ知識に関する研修

(2)防火、防災に関する視察研修

(3)心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の取り扱いなどの応急手当、救命講習会への参加

(4)住宅用火災警報器の普及などの火災予防啓発活動

(5)消防関係行事への協力活動。

市内在住、または在勤、在学している女性が対象で、年齢や国籍は問いません。

退会は自由。

活動は都合のつく時だけでよく、報酬はありません。

県内の31消防本部のうち四街道市消防本部を含めて12消防本部で女性防火クラブが活躍しています。

※問い合わせ
電話番号/043-422-2485
四街道市消防本部予防課