子どもたちが安心して過ごせる居場所「さんまのいえ」。自宅のようにくつろげる場所の魅力・活動を取材しました。

公開 2024/08/05(最終更新 2024/08/01)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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夕方からは皆で協力して晩ごはん作り

松戸駅西口から徒歩約8分。

「さんまのいえ」は、家庭でも学校でもない、子どもたちが安心して過ごせる居場所です。

今年5月、松戸市古ヶ崎から移転。

さんまのいえ 家の前ののぼりが目印
家の前ののぼりが目印

週2回、放課後の時間帯に開かれています。

一軒家の趣のある和室は、自宅のようにくつろげると好評。

赤ちゃん連れの親子、幼児や小学生が集い、遊んだり宿題をしたりと思い思いに過ごせます。

さんまのいえ 和室で伸び伸び楽しく遊べます
和室で伸び伸び楽しく遊べます

生後5カ月の赤ちゃん連れの母親は「子育ての悩みも気軽に話せてホッとできる場所です」とにっこり。

夕方になると台所からはおいしそうな香りが漂い、早めの晩ごはんの時間です。

さんまのいえ 取材の日の晩ごはんの食材
取材の日の晩ごはんの食材

献立は、その日のお買い得品や旬の野菜など。

ボランティア、母親、子どもたち皆で協力し、毎回30食ほど作ります。

お弁当にして持ち帰りも可能(子ども無料、大人300円)。

生活困窮家庭やひとり親世帯などを支援するため、毎月第2月曜日には申し込み制でお弁当の配布も行っています。

子どもに必要な「3つの間」=さんま

運営している「NPO法人さんま」は、子どもたちに必要な「時間」「空間」「仲間」の3つの「間」を大切に、地域で緩やかにつながる社会の実現を目指して2018年から活動。

野菜の寄付やフードバンクからの提供を受けて運営を続けています。

「子どもたちと一緒にごはんを作るなど、さまざまな体験活動を続けていきたい」とスタッフの石川さん。

LINE登録で情報を受け取れます。(取材・執筆/あやめ)

住所/千葉県松戸市根本64-5
開館時間/火曜日、木曜日の午後2時~午後6時30分(祝日休み)
電話番号/090-5413-1102 NPO法人さんま
ホームページ/https://3ma.themedia.jp/