古い台所を一新したい、中古住宅をリフォームして住みたい…。そんなとき参考にしたい、キッチンの最新情報を専門家に聞きました。
教えてくれたのは…

公開 2024/08/26(最終更新 2024/08/22)

編集部 R
「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。
記事一覧へ最新キッチンでコスパもタイパも向上
コンロや水栓などが故障したらその部分だけ交換するにとどめ、新築時からのキッチンを使い続けている人は多いかもしれません。
確かにシステムキッチン導入の目安は最低でも約70万円(本体約50万円+工事費)からと決して安い買い物ではありませんが、それに見合う大きなメリットもあります。
令和のキッチンでは使いやすさや手入れのしやすさで、昭和の標準的な台所とは比較にならないぐらいの時短を実現。
調理も掃除もぐっと楽になっています。
省エネによる節約効果も見逃せません。
家族4人の場合、食洗器を使うと水量は約10分の1程度に、節湯水栓使用で給湯エネルギーをおおよそ3割ほど削減することができます。
流行は明るく孤独感のない対面キッチン
リビングなどから仕切られた空間にある独立型キッチンは、料理に集中できる半面、エアコンがないと暑い、家族から切り離されて調理者が孤独を感じる、リビングにいる子どもの様子が見えない…などの難点も。
そのため最近ではキッチンを壁で仕切らない対面キッチン(オープンキッチン)へのリフォームを希望する人が増えています。


人気色は圧倒的に白。
室内を明るく見せたいとの希望から白や淡い色が好まれ、木目でも明るいナチュラル系が主流。
濃い色はあまり使われません。
ちなみにインテリアは北欧系デザインがブームです。
最近人気のキッチンは?

キッチン選びで重視されるのは「使い勝手の良さ」と「手入れのしやすさ」。
素材や形状の進化によってますます機能的になっています。
(1)壁
目地のあるタイルよりキッチンパネルが人気
(2)換気扇

プロペラのないフラットタイプは、ワンタッチでファンを外して浸け置き洗いするだけなので掃除が楽。
不織布のフィルターも不要。
(3)コンロ

ホーローから、汚れが付きにくいガラストップが主流に。
五徳を外せば平らなので汚れが拭き取りやすい。
リフォームする人の約3割はIH(電気コンロ)を選択。
(4)シンク・天板

ステンレスに代わり、人工大理石が人気。
白、グレー、アイボリーなど色やデザインの選択肢が多く、傷が付いても目の細かいサンドペーパーで修復が可能。
(5)シンク下収納

かがまないと奥の物が取りづらい扉タイプよりスペースが無駄なく使える引き出しタイプ。
体の不自由な人でも使いやすいユニバーサルデザインでもある。
■商品知識を付けよう
カタログやショールームで、各メーカーの特徴を把握できます。
■工事は信頼できる業者に依頼
複数社から見積もりを取り、気になることは何でも質問を。その対応ぶりを見て検討しましょう。
「ちいき新聞の内装・リフォーム」
https://reform.chiikinews.com/
ちいき新聞が県内のリフォーム業者を無料で紹介する、一括見積もりサービスです
ホームページではリフォームの種類についても紹介中!
電話番号/0120-775-020(受付9:30~18:00 土・祝も可)