訪れた国や地域90以上、海外への旅は224回。旅行作家の秋山秀一さんが、自身で撮影した写真とともに、世界の街を歩いた思い出をつづります。

秋山秀一さん
旅行作家、元東京成徳大学教授、NHK文化センター講師。日本エッセイスト・クラブ常務理事、日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。『鎌ケ谷 まち歩きの楽しみ』『世界観光事情 まち歩きの楽しみ』『ウクライナとモルドバ』『旅にでる、エッセイを書く』など著書多数。鎌ケ谷市在住。鎌ケ谷市国際交流協会(KIFA)会長、鎌ケ谷市都市計画審議会会長。

公開 2024/10/26(最終更新 2024/10/21)

編集部

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千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・茨城情報”をお届けします!!

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高層ビル群を眺めチャイナタウンを散策

サンフランシスコ
ツインピークスから見るサンフランシスコ市街

サンフランシスコで最も展望の良い丘、ツインピークスの展望台からは、ダウンタウンの高層ビル群が一望できる。

セールスフォース・タワー(高さ326m)が建つまで、白い三角形のビル、トランスアメリカピラミッド(高さ260m)が、サンフランシスコで一番高い、この街のシンボルだった。

サンフランシスコ
48階建てのトランスアメリカピラミッド。1972年完成。今はサンフランシスコで2番目に高いビルに

左の方に目を移すと、映画「ザ・ロック」の舞台でもあるアルカトラズ島が見え、ゴールデンゲート・ブリッジも確認できる。

サンフランシスコ
アルカトラズ島を眺める観光客
サンフランシスコ
ゴールデンゲート・ブリッジ

この橋の左が太平洋、右がサンフランシスコ湾だ。

サンフランシスコ
ゴールデンゲート・ブリッジから眺めるサンフランシスコ中心部

人気のフィッシャーマンズワーフで最も賑わっているピア39では、野生のアシカの群れが日向ぼっこをしている姿も見られる。

サンフランシスコ
フィッシャーマンズワーフのシンボル看板
サンフランシスコ
ピア39
サンフランシスコ
アシカの生息地

世界一曲がりくねった道、ロンバードストリートの坂道を歩き、中国語の看板を眺めながら北米一のチャイナタウンも歩いた。

サンフランシスコ
ロンバートストリートは下りだけの一方通行
サンフランシスコ
チャイナタウンの賑わい

街歩きに楽しみを添えるケーブルカー

サンフランシスコ
ワシントン通りを行くケーブルカー

ダウンタウンの中心広場、ユニオンスクエアの周辺にメーシーズ百貨店ほか、専門店も多く集まっている。

ケーブルカーの発着所に、転車台がある。

サンフランシスコ
転車台に乗ったケーブルカーを回転させる。パウエル通り

転車台にケーブルカーが乗ると、係員が一人で押しながら回転させて、方向変換する。

これを見るのも、楽しい。

アラモスクエアの丘の上に立つと、すぐ下に、19世紀に建てられたビクトリア様式の住宅、ビクトリアンハウスが7軒並んでいる。

その向こうに、高層ビル群が眺められる。

サンフランシスコ
アラモスクエアの東に並ぶ、7軒のビクトリアンハウス。これも、サンフランシスコを代表する景観の一つ
サンフランシスコ
アラモスクエアから眺めるビル群

ケーブルカー博物館に入ると、4系統あるケーブルカーをコントロールしているワイアーが、音を轟かせて回転している。

サンフランシスコ
ケーブルカーをコントロールしている様子が見学できる

(文・写真/秋山秀一)