市川市立行徳小学校出身の羽賀理之さんは、3大会連続でパラリンピック日本代表。

2019年から代表チームの副キャプテンを務めています。

羽賀理之
長い手を生かしたプレーが強み

公開 2024/10/16(最終更新 2024/10/08)

のの

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千葉県生まれの千葉県育ち(成田→佐倉→船橋と少しずつ移動)。食べること・旅行・ヨガが好き。時々ドライフラワーを製作。空を見上げてちっぽけな自分に気づくとホッとします。

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柔和な笑顔から想像できない闘争心

パリパラリンピック準決勝(オーストラリア戦)では、最終ピリオドで投入され、長い手を生かしたプレーでメンバーを鼓舞。

チームの精神的支柱として、延長戦を制する原動力に。

チームは決勝でも勝利を収め、見事金メダルを獲得しました。

羽賀理之さん
市川市役所で金メダルを披露
羽賀理之さん
9月13日、市川市役所を表敬訪問

「金メダルは皆が諦めなかったおかげ」と謙虚ですが、月・水・金は自身と同じアスリート雇用の選手とのチーム練習、火・木は「行きたくないほどきつい」加圧トレーニング、土・日は所属チームAXEの練習と、車いすラグビー漬けの生活を送ってきました。

転んでもぶつかってもいいのが魅力

羽賀理之さん
練習の合間のリラックスした姿

幼少期から野球を続け、体を動かすのが好きな羽賀さん。

事故で頸椎を損傷、入院中に車いすで転んで大騒ぎとなり、「これからはおとなしく生きなければいけないのか」と、車いすでの生活にネガティブなイメージがぬぐえませんでした。

そんな中、激しく走りぶつかり合い、転んでもまた起こしてもらい競技を続ける「マーダーボール(殺人競技)」の異名を持つ車いすラグビーと出合います。

膝の上にボールを乗せて試合を進められるルールが自分に合っていると感じ、すぐに夢中になりました。

羽賀理之
相手選手のタックルをかわす羽賀さん

それから19年。

チームメートから「マッサ」と呼ばれる羽賀さん。

「仲間と助け合いながらいろいろなピンチを切り抜けるのが楽しい。自分たちの活動でパラスポーツを広めていければ」と話してくれました。