東日本大震災から間もない2011年の夏、自粛ムードな街を「こんなときこそ!」と立ち上がった田島信子さんと仲間たち。イベント盛りだくさんなニコふな祭。11月17日(日)に第22回が開催されます。

公開 2024/11/11(最終更新 2024/11/08)

優

「ちいき新聞」で記事を書かせて頂ける幸運にとても感謝しています。取材で訪れた街でのカフェ巡りは私にとって楽しい至福の時間。プロフィールの写真は「南房総に咲く幸せを呼ぶ花」カレンデュラです。取材で一番好きな花に出会えたこと‥うれしいです。すべての記事に「ありがとう」の気持ちを込めて!

記事一覧へ

震災後、住民の手で始められた祭り

第22回ニコふな祭が11月17日に開催されます。

祭りの始まりは2011年夏。

同年3月に起きた東日本大震災から間もない頃でした。

当時西船地区にも自粛ムードが広がり、地元の神社の祭りや花火大会などが中止に。

そんな中、西船で生まれ育った田島信子さんと仲間たちの「こんな時こそ笑顔を取り戻さなければ」との思いから祭りは始まりました。

当初は10人ほどでしたが、今や100人以上が賛同し、運営に当たっています。

親子三代で楽しめるイベントがいっぱい

毎年6月と11月の第3日曜に開催されるこの祭りは、ボランティアの運営なので「お金がかからない」ことが大きな魅力です。

第22回ニコふな祭 にぎわう会場

例えば焼きそばが350円、フランクフルトが150円。

ゲームは100円。

千円あれば十分楽しめそう。

売り上げの一部は赤十字社などに寄付。

障害のある子どもたちも店の手伝いに参加しており、ここはその子たちの居場所にもなっています。

ステージでは女性太鼓チームの演奏や日本舞踊なども披露され、祭りを盛り上げます。

第22回ニコふな祭 地元の若者らによるニコレンジャーショー
地元の若者らによるニコレンジャーショー

人気は地元の若者が扮する「ニコレンジャーショー」。

紙芝居の後に本物?が登場するので、子どもたちは大喜び。

にぎわう会場

「人と人とのつながりが希薄な時代にこの祭りが地域の絆を深める交流の場になってくれたら」と願う田島さん。

今後は「盆踊り」を復活させることに意欲を燃やしています。

※問い合わせ
日時/11月17日(日)午前10時30分~午後3時30分 ※雨天決行・荒天中止
場所/西船近隣公園
住所/千葉県船橋市西船1‐24付近
参加無料
電話番号/080-5454-2486 田島