NPO法人「千葉盲ろう者友の会」が主催する「盲ろうカフェ」。
これまで県内5地域を訪れ、盲ろう者への理解を広げています。12月1日(日)には、いよいよ我孫子市で開催されます!
公開 2024/11/23(最終更新 2024/11/19)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へ十人十色の盲ろう者の世界を知る

視覚と聴覚の両方に障害のある盲ろう者。
千葉県内に300人ほどいると推測されながら、団体設立から20年を数える「千葉盲ろう者友の会」への登録は39人のみ。
そこで、同会は2022年から「休眠預金活用事業」の助成を受け、まだ手が届かない盲ろう者の掘り起こしのため、市町村に訪問活動を実施。
さらに、地域への理解を深めたいと「盲ろうカフェ」を開催し、好評を得ています。
「盲ろう者との交流は難しいと思われがちですが、『全盲ろう』『全盲難聴』『弱視ろう』『弱視難聴』と、見え方や聞こえ方、障害発症年齢や経緯により、不自由さも会話の方法も大きく違います」そう説明してくれた村山さんは生まれつき耳が聞こえず、40歳を過ぎて失明。
会話は、重ねた手で手話を読み取る「触手話」で行います。

講演する時は手話で話し、通訳・介助員がその手話を読み取り、音声で参加者に伝えます。
読み書きには点字を使用。
「点字ディスプレイ」でスマホも駆使して、盲ろうカフェの企画・運営などで活躍中です。

一方、映画「桜色の風が咲く」で知られる福島智東大教授は、9歳で全盲に、19歳で聴覚も失い全盲ろうになりましたが、そんな息子のために母・令子さんが考えた「指点字」(指を重ねて点字の6点を6本の指でタップする)で会話を取り戻し、講演は音声で話します。
盲ろう者はこのように十人十色。
通訳方法もさまざまです。
実際に話を聞き、体験、交流してみよう
「盲ろうカフェ」には通訳も多数参加。盲ろう者と自由に交流したり、実際に「触手話」「指点字」を体験したり、見えにくさ聞こえにくさに関する相談も可能です。
盲ろう者の世界を知ることで、健常者にはない視点からの大切な気づきも得られそうです。
詳細は同会のホームページで確認を。
ホームページでは、動画「盲ろう者について知っていますか?」も見られます。

盲ろうカフェ
日時/12月1日(日)午後1時30分~午後4時
※入退場自由
場所/我孫子市生涯学習センター「アビスタ」
1階ホール
住所/千葉県我孫子市若松26の4
場所/無料(申し込み不要)
問い合わせ
電話番号/043-310-3008
NPO法人千葉盲ろう者友の会
ホームページ/https://www.chibadb.com/