柏市制70周年の今年、あけぼの山農業公園(柏市布施2005-2)も開園30周年を迎えました。

そんな周年イヤーを記念して10月いっぱい開催された「あけフェス」では、さまざまなイベントが企画され、にぎわいました。

その中から2つのイベントを訪れ、参加した市民の皆さんに、柏のまちの未来へ込めた思いを聞きました。

公開 2024/11/30(最終更新 2024/12/02)

koji

koji

柏市在住。四季折々の季節の良さを探し歩いたり、地域の歴史的な名所・史跡を訪れたりするのが好きです。地域活動をいくつかやっています。農園を借りて野菜や花を育てています。Instagram/@koji_koji_39

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秋の夜空に幻想的な光 〜思いを込めて〜ランタンナイト

倍率7倍! 200個のランタンが空に

幻想的な景色を楽しんだ「ランタンナイト」
幻想的な景色を楽しんだ「ランタンナイト」

「あけフェス」のメインイベントともいえる「ランタンナイト」は、10月13日に第一芝生広場で開催されました。

200組の定員を大幅に上回る1400通もの応募があり、倍率は実に7倍。

幸運な当選者たちが200個を超えるランタンを夜空へ放ち、ほのかで温かな光の舞う幻想的な世界を楽しみました。

ランタンはLEDライトを使用し、空に飛ばすのではなく糸と重りを付けて空に浮かべるもので、糸の長さは約20メートル。

参加者たちは「思ったより高く上がって楽しかったです」と話し、夜空に浮かぶ幻想的なランタンの光を眺め、写真に収めていました。

家族みんなの健康と幸せを祈って…

思いを込めたランタンが次々と夜空に浮かびました
思いを込めたランタンが次々と夜空に浮かびました

ランタンにどんな思いを込めたか参加者に聞いてみると、「子どもの健やかな成長を祈って」「家庭円満を祈って」との声が多数。

中には「宝くじが当たりますように」と祈った人も。

家族連れで来ていた小学6年生の女の子は、「家族みんなの健康と幸せを祈りました」と答えてくれました。

また幼児を連れたあるお父さんは、「子どもにいろいろな体験をさせたくて、応募しました。当選して良かったです」と話していました。

参加の動機については、「テレビで海外のランタンナイトを見て、一度やってみたいと思っていました」「映画『塔の上のラプンツェル』の夜空に浮かぶランタンのシーンが好きで、実物を見たくて連れてきてもらいました」といった声が聞かれました。

「映えた写真を撮りたくて。ランタンを上げる時も撮影に集中していて無心でした」という人も。

心に残るひとときを多くの市民が楽しんだ秋の夜でした。

みんなの思い、すくすくと 「ミライノ木」&「柏の木をみんなのメッセージで育てよう!」

子どもの身長を記録する「ミライノ木」

子どもの身長を記録する「ミライノ木」
子どもの身長を記録する「ミライノ木」

柏の幹に見立てたデザインのボードに、子どもの身長を記録する「ミライノ木」は、身長と同じ高さの位置に葉っぱの形のカラーペーパーやドライフラワーを貼り付けて、みんなで一つの大きな木を作り上げるという企画です。

「あけフェス」期間中の10月いっぱい、同園資料館1階のキッズルームに設置され、多くの親子連れが子どもたちの身長を記録していきました。

完成した「ミライノ木」は1年間保管され、来年2025年の10月に再び公園内で展示を行います。

同園の担当者は「お子さまが1年でどのくらい成長したか、来年また来て確かめてみてください」と話してくれました。

みんなのメッセージで柏の木を育てよう

ママと一緒に記念撮影
ママと一緒に記念撮影

同園ふるさと広場にも、柏の幹に見立てたデザインのボードが設置されていました。

こちらは「柏の木をみんなのメッセージで育てよう!」という企画です。

年齢・性別を問わず、公園を訪れた人たちが思い思いのメッセージを柏の葉の形のカードに書いて、柏の幹に見立てたボードに貼るというもの。

メッセージには、柏の自慢、居心地のいい場所、柏に来る理由・住む理由、柏のヒミツ、柏で未来につなげていきたいもの、あけぼの山農業公園に期待すること、かなえたい夢などが書かれていました。

春のチューリップ、夏のヒマワリ、秋のコスモスと、同公園の花の良さを挙げるものが多く、中にはコスモスの植栽方法への意見・要望も。

「また来たい」「また来るね」や、「柏がハートであふれますように」といった心温まるものもありました。

寄せられたメッセージは、柏市のホームページなどでも紹介されるとのことです。

赤ちゃんがすくすく育ちますように
赤ちゃんがすくすく育ちますように
どんなメッセージを貼ったのかな
どんなメッセージを貼ったのかな