9月29日、日本百名山の一つ赤城山(群馬県前橋市)を100kmで一周する「赤城山ウルトラマラソン2024」が行われ、約2千人が参加しました。

公開 2024/12/10(最終更新 2024/12/06)

あっきー

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船橋市在住の三姉妹ママ。市内外にて、子どもや初心者が気軽に楽しめるバルーンアートを教えています。好きな言葉は「てきとう」。片栗粉の手触りが苦手。

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11km多く走りながらも堂々の1位

起伏の激しい難関コースを制したのは鴨志田遼太郎さん。

鴨志田遼太郎さん(撮影:小野口健太)
鴨志田遼太郎さん(撮影/小野口健太)

全ての計測地点で1位を記録し、見事優勝を勝ち取りました。

驚くのはその総距離が111kmに及んだこと。

途中で2度コースを外れてしまったため11km余計に走ったのです。

「2度とも上りで道を間違え、そこからまた下ってコースに戻りました。選手はGPSを装着し、道を外れると運営から電話がかかってくるのですが、それに気付かずに走り続けていたのです」と話す鴨志田さんのフィニッシュタイムは8時間23分34。

2位に30分以上の差を付けてゴールしました。

鴨志田遼太郎さん
前橋市長と鴨志田さん

日本代表選出を目標に走り続ける

小・中学校では野球に取り組んでいた鴨志田さん。

進学した麗澤大学で陸上部の山川達也監督に見いだされ、箱根駅伝を目指し長距離の道へ。

大学在学中の昨年12月、初めて挑んだ沖縄100Kウルトラマラソンで5位入賞を果たし、この競技の魅力に目覚めました。

「目標は100kmウルトラマラソンの日本代表として世界に挑むこと」と語る鴨志田さんは、2年後のIAU100km世界選手権に狙いを定めています。

11月3日に行われた「東北・みやぎ復興マラソン2024」ではフルマラソン男子18〜24歳3位。

目標に向かって着々と実績を積む鴨志田さんの今後の活躍が楽しみです。