黒い紙に色とりどりの点で絵を描く点描画を ご存じですか?

今回、木更津市東清公民館に 誕生した点描画サークル「てんてん」で、活動の 様子や点描画の魅力を取材しました。

公開 2024/12/21(最終更新 2024/12/16)

花

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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体験教室が好評のためサークルに

金田さんの作品。その日の気分で想像していたのと違う仕上がりになることもあるのだとか
金田さんの作品。その日の気分で想像していたのと違う仕上がりになることもあるのだとか

点描画とは、点で描かれた絵そのものや画法を指します。

「てんてん」で描くのは、点描曼荼羅(まんだら)という万華鏡の世界を写し取ったような幾何学模様。

さぞや難しいものかと思いきや、絵心のない人でも気軽に描けるのだとか。

今年7月に東清公民館で点描画体験教室を開催したところ、予想以上の参加申し込みがあったことから「てんてん」が誕生。

10月から毎月第2火曜日に活動を開始。

メンバーの皆さんは「多くの人に点描画を描く楽しさを知ってもらいたい」と意気込みを語ります。

誰でも描け、集中することで癒やし効果

金田さん(中央)がわかりやすく指導してくれます
金田さん(中央)がわかりやすく指導してくれます

「てんてん」の記念すべき活動第1回に取材に行きました。

この日は会員8人のうち7人が参加し、点描画歴15年の金田笑子(しょうこ)さんを講師に作画が始まりました。

黒い画用紙に、鉛筆で放射状の線と円の下描きを描き、手本画や金田さんが示す手順に従って、中心から点を打っていきます。

ガイドにそって点を打っていきます
ガイドにそって点を打っていきます

使う画材は色付きの水性ボールペンなど、簡単に手に入るものばかり。

出来上がりは美しいのですが、手順通りに点を打てば、想像よりも簡単に描けるとのこと。

輪になって皆でテンテンテン…
輪になって皆でテンテンテン…

皆さん30分ほどで基本形が完成。

あとは思い思いにアレンジを加えていきます。

他の人の色使いやデザインも参考に、和気あいあいと交流を深めていました。

同じ手本を基にしても、完成した点描画には個性が出て、まるで違う仕上がりに。

金田さんは「点描画の完成形に間違いはありません」と語り、点描画の魅力を「集中する時間を取れるところですね。

集中して点を打つことで、心の整理整頓や、情緒の安定といった癒やし効果があるといわれています」と話します。

ちなみに「てんてん」という名前は、この日に作業をしながら誰かが思い付き、全員が賛同して決定しました。

すてきなサークル名の誕生も、点描画の効果かもしれません。

※サークルの人数は取材時の人数です

金田さんの作品とお手本(手前)
金田さんの作品とお手本(手前)

点描画サークル「てんてん」

活動日/毎月第2火曜日
    午後2時~午後4時
会費/月1,000円+運営費として年1,000円

申し込み
電話番号/0438-98-2919
     東清公民館