千葉市が始めた、全国各地の食のブランド化とは異なる新たな取り組み「千(せん)」。

目立った「食」のイメージがなかった千葉市の産品の知名度アップを目指します。

公開 2025/02/06(最終更新 2025/02/04)

ちいき新聞ライター

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千葉市の豊かな自然がもたらす「食」

昨年度の「千」認定品販売会の様子
昨年度の「千」認定品販売会の様子

千葉市では2020年より、「千」というブランド認定制度を始めました。

全国各地では農産物のブランド化が行われ、消費者から高い評価を受けているものも多くあります。

千葉市の新たな食のブランド「千」の特色は、市内で生産された農産物だけでなく、加工食品や食関連サービスも認定の対象にしているという点。

審査基準には、味や質の高さだけでなく、持続可能性(SDGs)や地域への貢献度などの視点も含まれています。

豊かな自然と都市が共存する千葉市の食が「千」年先まで続くものであるように、食を通じて豊かな循環を作ることを目指しています。

第5回「千」認定品イベントで盛り上げ

昨年度の認定証授与式の様子
昨年度の認定証授与式の様子

「千」の認定は毎年行われ、今年で5回目。

審査を経て、1月7日に令和6年度の認定品が発表されました。

環境に配慮したこだわりの土づくりにより、イボの多い四葉(すうよう)キュウリを生産する「ぐー農園のイボイボきゅうり」や、一時は種の存続が途絶えそうになった在来品種を使った千葉県の在来品種そば「千葉在来十割そば」など、13の農産物や加工食品、食関連サービスが今回認定されました。

2月にはイオンモール幕張新都心で、「千葉市食のブランド『千』認定品販売会」が開催されます。

ここでは今回の認定品が購入できるだけではなく、神谷俊一千葉市長からの認定証授与式も行われます。

※詳細は文末に記載

「千産千消」から全国へ千葉の誇りを

昨年度の「千」認定品販売会の様子
昨年度の「千」認定品販売会の様子

昨年からは県外でも「千」認定品の販売会などが開かれています。

「千」の認定制度を通して千葉市の素晴らしい農産物や加工食品が全国に広がっていくことは、千葉に住む私たちの心に誇りと郷土愛を与えてくれます。(取材・執筆/Jack)

認定証授与式

日時/2月16日(日) 午後2時~午後3時
   ※販売会は15日(土)・16日(日) 
場所/イオンモール幕張新都心
   グランドモール1階「グランドコート」
住所/千葉県千葉市美浜区豊砂1-1
   ※どなたでもご来場できます

問い合わせ
電話番号/043-245-5758
千葉市経済農政局 農政部農政課

認定品や販売会の詳細
https://www.city.chiba.jp/keizainosei/nosei/nosei/sen5.html