文政元(1818)年創業の酒店「安田屋」を醸造所に変え、ふるさと流山でクラフトビールを誕生させた戸部滋朗さん。
戸部さんは50年続く老舗仕出し弁当店の2代目です。
コロナ禍をきっかけに、地元の農産物を使用し、流山の風景を味わえるクラフトビールを造り始めました。



公開 2025/03/10(最終更新 2025/03/12)

編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
記事一覧へビールが苦手な人もお代わりしたくなる
例えば江戸川の土手から見える夕焼けの富士をイメージした濃厚な赤みと味わいの「紅富士」。
ほんのり甘い後味を流山本町の夜を照らす行燈(あんどん)に例えた「行燈」など7種類。
中でも注目なのは白みりん発祥の地にちなむ「みりんジンジャー」です。
戸部さんは料理人の経験から、発酵の途中でみりんかすと自家製のショウガをプラス。


癖がなく飲みやすい会心のクラフトビールができました。ビールが苦手なお客さんから「お代わりしたくなったのは初めて」との声も。
和食にも合うさっぱりとした飲み口は繊細な料理の味を邪魔しません。



センスの光る贈り物 おしゃれな手土産
「千葉県民がおっぺす!おくりものグランプリ2024」では栄えある「ちいき新聞賞」を受賞。
167品中の10品に選ばれたお墨付きの贈り物です。


「流山のビールの土台を築き、地元の誇りとなるビールを造りたい」戸部さんのあくなき味の追求は続きます。
流山麦酒 YASUDAYA BREWERY
住所/流山市加6丁目1301‐7
