訪れた国や地域90以上、海外への旅は228回。旅行作家の秋山秀一さんが、自身で撮影した写真とともに、世界の街を歩いた思い出をつづります。

秋山秀一さん

旅行作家、元東京成徳大学教授、NHK文化センター講師。日本エッセイスト・クラブ常務理事、日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。『鎌ケ谷 まち歩きの楽しみ』『世界観光事情 まち歩きの楽しみ』『ウクライナとモルドバ』『旅にでる、エッセイを書く』など著書多数。鎌ケ谷市在住。鎌ケ谷市国際交流協会(KIFA)会長、鎌ケ谷市都市計画審議会会長。

公開 2025/04/26(最終更新 2025/04/22)

編集部

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千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・茨城情報”をお届けします!!

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国会議事堂正面にチンギス・ハーン像

モンゴルの国土面積は日本の約4倍。人口は約345万人。

その約半分が暮らすという首都ウランバートルの中心は、1921年のモンゴル革命の英雄スフバートルの騎馬像が立つ、スフバートル広場。

ウランバートル
スフバートル広場の中心にある、英雄スフバートルの騎馬像

広場の西を南北に走る通りの名はスフバートル通り。広場の東を南北に走る通りは大学通り。

広場の北、スフバートル通りから大学通りまで広場の端から端まで続く白い大きな建物が政府宮殿で、ここに、国会議事堂がある。

ウランバートル
正面から見た国会議事堂

国会議事堂の正面中央に、巨大なチンギス・ハーン像が鎮座している。

ウランバートル
国会議事堂の巨大なチンギス・ハーン像
ウランバートル
スフバートル広場に面して建つオペラ劇場

広場の北西の角、スフバートル通りから北の方を見ると、通りの西側に、国立民族歴史博物館がある。

その北側に、2022年10月にオープンしたドームのあるチンギス・ハーン博物館が建っている。

ウランバートル
スフバートル通り沿いの国立民族歴史博物館(写真中央)。奥にチンギス・ハーン博物館が見える
ウランバートル
国立民族歴史博物館。左手奥にチンギス・ハーン博物館
ウランバートル
チンギス・ハーン博物館。元々は自然史博物館だったが、国立民族歴史博物館に展示されていたチンギス・ハーン関連のものをベースに、充実させてチンギス・ハーンだけの博物館を作った

丘の上からウランバートル市街を望む

広場の南側、スフバートル通りと交差して東西に走る広い通りが、ウランバートルのメインストリート、平和(エンフタイヴァン)通り。

この通りを西へ400mほど歩くと、右に、ノミンデパートがある。ここから真っすぐ南へ延びる「ビートルズ広場」の散策を楽しんだ。

ウランバートル
ノミンデパート
ウランバートル
通称「ビートルズ広場」にあるモニュメント

伝統料理、ホーショールを食べ、ウランバートルという名のビールを飲んだ。

ウランバートル
蒸した肉餃子を揚げたモンゴルの伝統料理、ホーショール
ウランバートル
モンゴル産のビール「ウランバートル」

ウランバートルの街を一望できるザイサン丘は、スフバート広場から南に約3㎞。

丘の上には1971年に建てられた記念碑・ザイサン・トルゴイがある。

広場の中心に、伝統的なモンゴルの灯「トルガ」がある。

ウランバートル
ザイサン丘から見る、ウランバートルの中心部
ウランバートル
丘の上のザイサン・トルゴイ。円形の壁の内側には、モンゴルとソ連の友好、相互援助をイメージしたモザイク壁画が描かれている。中心にあるのが「トルガ」

(文・写真/秋山秀一)